「使う目的がある紙」はどうやって判断する?

写真:shutterstock

では「使う目的がある紙」にはどんな紙があるでしょう?

例えば、この間、家に選挙の紙が届きました。これは別に、「金目の紙」ではありませんが、投票する時に使います。なので絶対に必要ですね。
また、粗大ゴミを出す時に貼るシールも、お金を生む紙ではありませんが、その紙がないと粗大ゴミを出せないから必要です。

では、自治体から届く、「永久保存版」のような冊子は? その中身は、ただの「お知らせ」のことが多いので、使う目的がないなら取っておく必要はありません。
「重要」とか「永久保存版」と書いてあってもそれは、相手側の価値観です。それがあなたに必要だとは限りません。だから、まずは自分の頭で考えるんです。

「これは、本当に使う目的がある紙なのかな?」って。紙には、必ず、答えが載っています。必ず中身をしっかり読んでみてください。

紙片づけの第一歩は、まずは紙と向き合って、ちゃんと読むということ。そして、「この紙は、いったい何に紐づいて、どんな行動の時に必要になるのか?」を考える。
そうすれば「金目の紙」や「使う目的がある紙」かどうかはわかります。

 


捨てていい? 捨てちゃだめ? 4つの分類法とは


それでは具体的に、日々入ってくる紙をどうやって処理するのか、お伝えしていきます。
分類の仕方って迷いますよね。家族別にしようか、銀行からの手紙、学校のお便りなどのジャンル別にしようか。

でも、もうお気づきでしょうか? 今申し上げた分類法は、収納することが前提の分け方です。「何を残すか」を考えていませんよね。

そこで、石阪式「紙片づけ」ではこう分類します。

① すぐに捨てる
② 確認して捨てる
③ データ化して捨てる
④ ファイリングする

この中で、「確認して捨てる」というのが、一番悩まれる方が多いかもしれません。
「すぐに捨てる」に分類される企業からのDMやチラシであれば、捨てても大惨事になることはないでしょう。ちょっとポイントをもらい損ねるとか、100円安く買えないとか、その程度です。取り返しのつかないような事態にはなりません。
 

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入ってきた紙は4つに分けて処理
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