総務省が発表した「家計調査報告(家計収支編)」によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)の家計収支のうち、食料の占める割合は29.3%、月の平均額は65789円となっています(2021年の平均結果より)。こちらはあくまでも平均値ですが、本日の相談者・祥子さんが先日母親に実家の食費を尋ねたところ、その額を知って驚愕したそう。聞けば実家のご両親の食費は、月に12万円だとか。両親は果たしてこの先もこのままやっていけるのか不安になった祥子さん。話を聞いてみましょう。

 


うちの実家、食費使いすぎじゃない!?


先ほどお話しした通り、実家の食費は月平均12万円です。実家は渋谷区内にあるので、私が住む埼玉の浦和に比べたら物価が高いのはわかります。それにしたって、そこまで食費にかけて大丈夫なのでしょうか。

持ち家で、年金も貯金もあるのでその中でやりくりできているとは思いますが、月12万円の食費に対して世帯の年金は30万円前後とのこと。食費は約3分の1超になりますが、これは平均的にどうなのでしょうか。

実家の周りには美味しい飲食店も多く、学生時代はその立地が自慢でした。それが仇になろうとは……。

父も母も、子育てしていた頃はそこそこ我慢していたため、「自由にお金を使える今ぐらい口出しせずにやらせてよ」と言います。でも仮に父が先に死んでしまったら、母は年金だけでやっていくのは難しいかもしれません。私の口から節約について言っても聞かないと思うので、せめて年を取る前にお得に買える方法だけでも取り入れておいて欲しくて。

どんな方法であれば、親世代が食費を節約できそうですか?

 
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