そして、仕事で着る機会があったときに、すぐに気に入って色違いで3色買ったユニクロのショート丈のTシャツ。置いてあると子供服かと思うくらいの小ささで、小学校2年生のクローゼットにあってもおかしくないサイズ。老若男女に愛されるラインナップでおなじみのユニクロの中では、なかなかの冒険アイテムだとおもったのですが、ハイウエストのボトムとの相性が最高。一枚1000円で新しいバランスを楽しめるなら、買っちゃう。だって、もうこの年齢になると、暮らしの中で、そうそう物珍しいことに出会うチャンスなんてない。Tシャツ一枚で「おぉ」という気分になれるのなら、尊い。
ただ、もちろんこれはいい年の婦人にとってラクな選択ではない。そうです、出すなら鍛えないと。くぅー。そこがつらい……。暖かくなってきて、さぼっていた腕と背中のトレーニングを慌ててやっています。といっても、わたしのトレーニングはYouTubeの「ズボラストレッチ」一択。毎日15分で終わる文字通り簡単トレーニングなのだけれど、この15分をやるかやらないかで、腕と背中のラインが格段に変わるのです。わたしは着たいからやるしかない。着道楽としての宿命。わたしにとっては、運動が好きじゃなくても、唯一続けられて、そして、40歳のわがままボディーにもちゃんと効果がある。ありがたや、「ズボラストレッチ」様。
なんの話でしたっけ。そうだ、Tシャツ。
Tシャツの仲間として、ノースリーブのカットソーも夏の必須アイテム。わたしは毎シーズン、アンクレイヴの肉厚なタンクトップを溺愛しています。高級感があって、洗っても生地がへたらずしっかりしていて、本当に体が綺麗に見える。すごい信頼感。まさに大人のためのタンク。今季はこの2色を買いました。ってどれもこれも同じ色ばっかりですね、わたし黒とか紺とかいらないの……か……な、と今写真を見て、自問自答しています。
最近、ピグミはいつも裸です。夏だからです。でも、いつも焼いていない食パンみたいな色で、悪くありません。今日は爪を切られたのでとても不機嫌です。みなさま、また来週もよかったら遊びに来てください。
スタイリスト佐藤佳菜子さんの最新コーデ
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文/佐藤佳菜子
構成/高橋香奈子
前回記事「やっぱり気持ちが落ち着く先はモノトーン。春夏に持ちたい黒小物【スタイリスト佐藤佳菜子】」はこちら>>
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