ファッションスタイリスト佐藤佳菜子さんが日常のおしゃれについてのアイデアや思いを綴る連載です。
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こんにちは。
先週、婦人たちにとってTシャツ一枚でのお出かけは、なかなかハードルが高くなってきているというような話をしたのですが、シンプルなただのTシャツをおしゃれにみせるのが難しいのであれば、Tシャツの便利さと着心地の良さはそのままに、もっと簡単にサマになる「盛りTシャツ」をコラボで作りました。って、いま、この段落だけで4回も「Tシャツ」と言いました。Tシャツ、Tシャツ、Tシャツ、Tシャツ。
できたのは、コットンのTシャツにボリュームたっぷりのペプラムを付けたこちらです。二の腕がスッと見える効果プラス、ほんのりモードな雰囲気になるように、袖は長め丈。腰をすっぽり包み込むペプラムは、婦人の弱点、気になる腰回りと太ももをさりげなく、否、はっきりと覆い隠して、脚の細いところだけを見せていこうという前向きな気持ちの表れです。
お家で洗えて、アイロンいらず(かけたい方はもちろんどうぞ!)、着心地もただのTシャツと同様です。だってきている部分は本当にただのTシャツだもの。Tシャツの使い勝手をそのままに、楽して華やいで、暑い夏もがんばって生きていこうという鼻息荒い気持ちひとつでできました。
細身のパンツで着るのはもちろん鉄板ですが、とろみのあるワイドパンツやタイトスカートもなかなか乙です。ベストなボトムを決めておけば、もう、とりあえずこれを着ていけば間違いない、という、忙しい朝の救世主にもなるポテンシャルあり。婦人の味方なんていくらあったっていい。だって、人生は過酷だから。ほとんどの皆様は、自分の着るものを決めること以外に、いくらだって決めなきゃいけないことがある。自分に楽をさせてくれるものが身の回りにある安心感。40代以降は、自分を甘やかしていきましょう、と美容院で読んだ雑誌に書いてありました。スローガンは、「自分にやさしく」です。
ペプラム部分は、ハリのあるシャツのような生地なので、角度によっては、とてもポワンとしています。ちょっとお食事に行ったりするような予定にも、寄り添ってくれる気がします。色は、白と黒のほかに、ピンクとミントもあります。よかったら、オンラインショップもありますので、見に行っていただけるとうれしいです。
さて、今週も残りすこしですね、マイペースにがんばります。みなさまも、お元気で。
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文/佐藤佳菜子
構成/高橋香奈子
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