5月が過ぎて6月になり、梅雨がやってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。「五月病」という言葉がありますが、新生活の疲れがどっと出る5月を過ぎても、6月も晴れが少なくてじめじめして、なんだか気分が晴れないなぁ、なんてこともありますよね。

私は学生の時、5~6月がとても苦手でした。5月の連休で学校の辛さを一瞬忘れたかに思えた後の「現実」がやってくる感じ。そして祝日のない6月。特に中学生の時は、毎日地獄のような日々でした。

実は私は中学校の3年間、不登校でした。フリースクールや相談室登校の時期もありましたが、教室にほとんど入れないまま卒業したのです。今回はそんな不登校の時期を振り返って、思うことを書いていきます。

中学生になってすぐ、一学期で不登校に

 

中学に入学して早々に、私はいじめに遭いました。あのくらいの年齢の子どもたちの人間模様って、本当に残酷なところがあります。いわゆるリーダー格の子に目を付けられると、周囲が手のひらを返し、さーっと離れていく。無視をされたり、すれ違いざまに暴言を吐かれたり……。

そういう空気がどんどん伝わっていって、気が付いたらクラスのみんなから邪険に扱われるようになっていました。先生はもちろん助けてくれません。いじめる子って先生にわからないように、証拠が残らないようにうまくやるんです。

 

学校に行こうとするとお腹が痛くなり、どんどん足が遠のいて行きました。まだ一学期なのに、不登校になってしまったのです。

そこからは引きこもり生活がスタート。誰かの目に触れると、また何か言われる。ちょっとした笑い声も自分を嘲笑っているように聞こえる。完全な人間不信になり、人目を避けるようになりました。私の姿が目に映ったら「キモイ」とか「こっち見んな」とか言われる。だったら存在を消してしまいたい。ずっとそんなことを考えていました。