この週末は長男の学校の用事で、九州までフライトでした。旅先でも、いつも通りにペースメイクしてくれるから、香水を持っていくことが多いです。いくつかあるお気に入りの中から、全国的に気温が30度を超すような予報の今回持っていったのは、つけるだけで風が通り抜けるようなフエギアの香りでした。

南アメリカに広がる肥沃な草原「湿潤パンパ」。そのスペイン語読みが名づけられたパフューム。青い若草のような香り。パンパ ウメダ/フエギア 1833
 


単品でも重ねても。上質なラテンのノリで大人も夏を楽しむ


秋冬のきちんとした素材や仕立てにぴったりくる香水はたくさんありますが、夏に欠かせないTシャツやデニムにしっくりくる香り選びは意外と難しいと感じます。それに、いつもつけているお気に入りの香水があるなら、他のものをつけるとどうも調子が出ないという方もいるかもしれません。パンパ ウメダに限らず、フエギア 1833の好きなところは、ちょっと個性的ながら材料が上質なせいかカジュアルにつけてもくだけすぎない点です。また、誰もが知るような名香に重ねても負けたりしないのもポイント。例えば、わたしはこんな香水とも重ねてみたりします。

湿度が低い季節をドラマチックにしてくれるイメージのこんな香水たちに、「湿潤パンパ」を重ねづけするのも意外といいんです。まるでゴージャスなバラに素朴なハーブを束ねたブーケみたい。

夏は香水選びがなかなか難儀ですが、南米の香水だからか日本の湿度にしっくりくる香りが多い気がするフエギア。ぜひ店舗でひとつひとつ嗅いでベストを探してみてください。


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