先日スタートしたヘア&メイクアップアーティスト・イガリシノブさんの新連載。今回、初回のゲストとして登場いただいた、フリーアナウンサーの竹内由恵さんとともに、大人のメイクの向き合い方についてお話を聞きました。
タレント 竹内由恵さん
テレビ朝日アナウンサーとして数々の番組MCなどとして活躍したのち、2019年結婚を機に退職。2021年に男の子を出産後、フリーランスに。現在は、旦那さんの勤務地である静岡で生活。東京と静岡とを行き来しつつ働くワーキングウーマン。
ヘア&メイクアップアーティスト イガリシノブさん
独自の発想と理論でトレンドをキャッチしながら紡ぐメイクが、「イガリメイク」として話題に。以降、雑誌などのほか、テレビなどでも精力的に活動。現在はコスメブランドWHOMEE、BABYMEのディレクターとしての一面も。プライベートでは2児の母。
自分らしさをベースにしながら冒険する、それが大人のメイク!
編集部:3パターンのメイクを終えて、どうでしたか?
竹内さん(以下、竹内):普段の私とは全然違う新しい自分を見られてすごく感激しました! 新しい自分だけど居心地がよくて、今日のメイク、全部自分でやってみたいと思いました。
編集部:イガリさんのメイクってその人らしさを絶対に消さないメイクですよね。
イガリさん(以下、イガリ):その人じゃなくなっちゃったらメイクの楽しさってないもんね。竹内さんの場合は、黒目が大きかったり目や口などのパーツに丸みがあるので、それが可愛さとか温和なイメージにつながっていると思うんです。だから、ピンクメイクみたいに、いつもとは違った色を使う時にも、丸みを意識して色を乗せると、らしさが際立つんですよね。
竹内:局アナだったころは、ほぼ自分メイクだったので、それが染み付いてしまって……。使うアイテムもいつも同じでしたし、なかなか冒険できなかったので、今回トレンドを取り入れてメイクしていただいたのも嬉しかったですね。
イガリ:大人になるとトレンドを取り入れるのって難しいよね。今回は、本来の顔の持ち味である「可愛さ」みたいなものを損なわないようにメイクするのがポイントだなって思いました。特に、ひとつめはクールさを意識はしているけれど、やりすぎるとご本人じゃなくなってしまうので……。
竹内:本当、そこがすごいなって思いました。イガリさんとお会いするのは初めてだし、おでこを出したりするスタイルもほとんど挑戦したことがありません。いつもと違うスタイルを提案いただくときって、仕上がった時に自分じゃないような居心地の悪さを感じてしまうことがあったのですが、今回は3つのメイク全てが自分らしくて、撮影も楽しかったです!
イガリ:そう言っていただけてよかった〜! 普段からアイラインはきっちり入れるのが好きとおっしゃってたので、きっと目元に締まりがあるのが好きなのかなって。最初のふたつは黒のリキッドでラインを引いたけれど、3つめのメイクは黒ではなくて、茶色のラインにしました。黒でラインを引くよりもより柔らかくなっていると思うんです。だけどその分、眉下をハイライトで整えているから、目まわり全体の印象は変わってないんです。
眉を制するものはメイクを制す!? 眉で遊ぶとメイクが広がる!
竹内:眉の描き方もすごく勉強になりました。特にふたつめのメイクの時に、眉マスカラとパウダーだけであんなにふんわり仕上がるなんて驚きでした。眉マスカラって今まで使ったことがなかったので、これからは必須だな、って……。
イガリ:あのときのメイクは、ピンクシャドウが主役だったから、ピンクが持つ柔らかさに合わせて眉の色も薄いベージュを合わせました。眉って「抜け」になったり、引き締めて見せてくれたりもする結構大切なポイント。竹内さんの眉は毛もしっかり生えているから、マスカラで毛流れを強調してあげるだけで印象が変わりますよ。
竹内:眉メイクって難しいイメージが強かったのですが、今回のメイクでもっとシンプルでもいいんだって思えたような気がします。
編集部:眉を描くというよりも、眉周りにシャドウやハイライターを使うことが多かったですね。
イガリ:日本人の顔って欧米の人に比べるとやっぱり平坦。だからシャドウを使って凹凸を出すだけで印象がガラッと変わるよね。ピンクメイクの時の、眉頭と眉下のシャドウとかは、普段のメイクに取り入れるだけでも目元のインパクトが変わると思います。色で劇的にメイクを変えるよりも、大人には効くと思います。ぜひやってみてくださいね〜!
「らしさ」はそのまま、メイクでがらっと変化!
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ヘア&メイク/イガリシノブ(BEAUTRIUM)
撮影/榊原裕一
スタイリスト/平田雅子
構成・文/畑中美香
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