輪に入る=発信する、だけじゃない


まるちゃんさん、こんにちは。長年連れ添った恋人の突然の旅立ち、とてもおつらかったことと想像します。心よりお悔やみ申し上げます。深い悲しみのなか、今の彼氏さんとの出会いがあなたの心の支えになったこと、いただいた文章からも伝わってきました。

そんな大切な彼との時間をつらく感じる原因、「彼と友人たちの輪に入れない」お悩みについてですが、まずは「自分から発信することだけがコミュニケーションじゃない」と考えてみるのはいかがでしょうか? 「輪に入る」こと=「自分から話題を投げかけること」と思いがちですが、質問したり、聞き役に回ったり、相槌を打つことも立派なコミュニケーションのひとつ。おしゃべり好きで会話上手なお仲間なのだとしたら、あなたが会話の中で「それってなに?」と疑問に思ったことを遠慮せず質問すれば、相手は喜んで話してくれるはずです。

 


「質問」は強力なコミュニケーションツール


私は友人たちとお話をするとき、相手がおしゃべり好きな人の時には聞き役に回り、うんうんと頷き、相槌を打ったり、“ヘぇーそれで?”と合いの手を入れたり、質問をしたりするようにしています。すると「アンちゃん(私の愛称です)って、いつも話をよく聞いてくれて、気持ちいいわ~」と喜ばれることも。そう言ってもらえると私自身も嬉しいですし、私自身がしゃべり役になっているときは、よく話を聞いてくれている人の表情は覚えているものですよ。

ですから、知らないことばかりで会話に入って行けないと構える今を、発想の転換で“「聞き役」としてムードメーカーになる”の方向に向けてみてはいかがでしょうか? 知らない話題や単語は「前も言ってたけど、それってなに?」と素直に訊ねてみる。「それ質問されたの初めてかも!」「確かに聞かれてみるとなんだっけ?」と、あなたの「質問」が薪となって、会話という焚き火がさらに明るくなるかもしれません。

質問や聞き役に疲れてしまったときは、仲間のお酒を作ってあげたり小さな心配りをするのだって、「みんなの輪に入る」ことだと思いますよ。