パリ在住のミモレブロガー大熊洋子さんが、パリで開催されたカーニバルで纏ったオーダーメイドの衣装を紹介します。
三年ぶりに開催された夏の風物詩、パリ・トロピカルカーニバル。ラテンダンスの祭典で、シャンゼリゼを半日かけて四十以上の連が練り歩く。
有言実行のアラフィフとして名高いHirokoさん。三年前の誓い通り、今年はダンサーとして召集された。チームはもちろんマリッツア先生率いるコロンビアサルサ代表の面々。
衣装はサルサの聖地、コロンビアのカリ市にオーダーメイド。ナショナルカラーの青、赤、黄色がベースのカラフルなワンピースでオフショルとキャミタイプが選べる。頭には羽の付いたヘッドドレスが配給された。
基本の化粧は家で済ませ、選手村の控室でプロのメイクさんがスペクタクル用に仕上げてくれる。キラキラのスワロフスキーを目頭と目尻に幾つか足して、赤リップで一気に華やかに。私のトレードマークのお団子頭は、こんな場面でも変わる事がない。
太陽の様な輝き。彼女の踊りに、笑顔に、生き方に、私は心底惚れていて、誰が何と言おうと彼女の元で練習を重ねてきた。
あの人の様になりたい! と憧れる対象に、どう頑張ったってなれるわけではないけれど、私の足に刻まれたリズムは、確かに彼女と同じもので、それを今とても誇らしく感じる。
滅多に人を褒めない先生から、祭典の翌朝にメールが届いた。Hiroko! あなたはとても強い人。とうとう夢を叶えたわね。おめでとう。私の国コロンビアを、サルサを、こんなに愛してくれて有難う。
踊るアホウに観るアホウ、たまにはこんな非日常があったって良い。
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