パリ在住のミモレブロガー大熊洋子さんが、猛暑日にぴったりだったリネンのシンプルワンピースを紹介します。
ハッキリしない天気が続いたかと思ったら、突然パリの週末を襲ったカニキュール(猛暑)。体感温度は40℃を超え、暑さにしごく虚弱なパリジャン達は軟体動物と化した(らしい)。斯くいう私も、ここまでの急激な温度差に、なかなか体がついていかない。
一年で最も日が長い夏至に向かって、21時過ぎまで太陽が照りつける。夏は大好きだけれど、この強い日差しには圧倒され、恐怖さえ感じる今日この頃。ああ、歳かな。
そんな日に限って、少しだけかしこまったランデブーが入っていた。夏の定番デコルテ全開のキャミワンピは自粛の巻。おまけに荷物は分厚いA4サイズの書類が一式ときた。いつもの極小クラッチで身軽にとはいかない。さあHirokoさん、どうする⁉︎
麻100%の、ちょっとだけおすましなワンピースは、まるで二枚の布を縫い合わせただけの様な究極にシンプルな作り。
誰にでも着こなせるベーシックなデザインだが、簡単な様でなかなか難しい。素材選びとディテールで全てが決まってしまうからだ。
少し堅めの、フランス産リネン独特のテクスチャーが好きだ。あくまでもドライで心地良く、時間と共に刻まれていく美しい皺と陰に愛おしささえ感じる。
メタルのお花モチーフが沢山付いたトートバッグはスウェード素材だけれど、敢えて夏に持つのも好き。
ファッションを味方につけたらさ、猛暑なんてなんのその。怖いもの無しのHirokoさん。今日も張り切って行って参ります!
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