英国で今月のハイライトといえばウィンブルドン選手権。子供の頃から大ファンだったキャサリン妃は、今や開催地のパトロンとなられています。毎年必ず数回観戦されているこの恒例行事に今年ももちろん出席。
計3日にわたり熱のこもった応援をされていたキャサリン妃ですが、一方でファッションにも注目しました。なぜなら、そのうち2日間のファッションが、生前のダイアナ元妃を思い起こさせるスタイルだったから。お二人とも共通してお好きなのが、ドットのワンピース。

ともに英国王室を率いるファッションアイコン、お二人のプリンセスのファッションをご覧ください。

 


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① 鮮やかなブルー×白のポルカドットのワンピース
 キャサリン妃の場合 

2022年7月5日、ウィンブルドン選手権、男子シングルス準々決勝を観戦。 ブルーのドットのワンピース/アレッサンドラ・リッチ バロックパールのピアス/In2Design 白のクロスボディ/マルベリー 写真:ロイター/アフロ

鮮やかなブルーに白のポルカドット、パフショルダーにプリーツやタック使いと、クラシックなデザインが印象的なワンピースは、アレッサンドラリッチのものです。
実は先月のプラチナ・ジュビリーの期間中に初めて着用されましたが、公式にはこれが初お披露目。爽やかなブルーのワンピースは、夏のスポーツイベントにピッタリです。

ピアスは今年のトレンドで、ドレスのニュアンスにもマッチしたバロックパール。バッグもマルベリーの白のクロスボディと、ワンピースを引き立てるべく、小物はオールホワイトでスッキリとコーディネートされています。
これによりワンピースのレトロ感と絶妙なバランスで、現代流ロイヤルスタイルに仕上がっています。
ヘアスタイルをストレートにされているところも、甘くなり過ぎずスタイリッシュに見えますね。
 

 ダイアナ元妃の場合 

1989年5月、ナイジェリアの大統領の英国公式訪問をお出迎え。ロンドンにて。写真:Shutterstock/アフロ

1989年、当時27歳のダイアナ元妃です。
鮮やかなブルーに白のポルカドットが、キャサリン妃のワンピースと似ていますよね。
大きな襟やポケットなど、更に白でアクセントをつけたデザインは時代や元妃の個性ゆえと言えるでしょう。クラッチやパンプスを白、というところもキャサリン妃と同じです。

こちらはよりフォーマルな公務内容であることや、コンサバティブ&デコラティブなデザインこそがロイヤルスタイルだった時代。ボディコンシャスを軸にしたシルエットにタイトスカートというのも、元妃の定番でした。

現代では、綺麗な色はそのままに、デザインはシンプルに。丈はトレンドもあり長めですが、ボディラインを目立たせるよりもナチュラルに沿うものへとシフトされているキャサリン妃です。

 
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