税金や社会保険料など、あらゆるものが給与から天引きされるため、会社勤めの方は何にいくら支払っているのかという意識はほぼないかもしれません。会社員が給与から天引きされる費用は主に6種類。そのうち40歳を超えて初めて支払うことになるのが介護保険料です。今回の相談者・茜さんは、PR会社に勤める独身女性。介護保険については何となく知っていましたが、先日友人たちと話していたところ、ふと疑問が湧きました。話を聞いてみましょう。

 


専業主婦の介護保険料ってどうなってるの?


先日、高校時代の友人2人とランチをしていたところ、親の介護やお金の話になったんです。その日は独身アラフォーの私、夫婦で飲食店を経営しているしっかり者の久美子、専業主婦のさゆりというメンバーでした。コロナで会えない間、飲食に携わる久美子は相当苦労したようで、自然とお金の話になりまして。

そのうち久美子が「そう言えば、最近介護保険料を納めることになったよね。まだまだ若いと思っていたけど、私たちもそんな年齢になったんだよねぇ」と言い出しました。私も近ごろ給料明細に出てくるようになった介護保険料のことは気にはなっていましたが、さゆりの方を見るとポカンとしていて。聞くと「旦那さんの給料明細は見ないからよく分からないけど、少なくとも自分では払っていないんだよね」とのこと。

そもそも専業主婦は介護保険料を払わないものなのでしょうか。他の税金のように収入によって金額が異なるのは仕方がないとして、もし一切支払っていないのであれば少しモヤッとしちゃうなと(笑)。どのような仕組みなのか教えていただけますか?

 
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