夏休みに入り、イベントも増えてくる季節。この期間にバイトでまとめて稼ぎたい! という学生さんも多いのではないでしょうか。
・友だちと遊び感覚で♪
・夏の思い出作りに♪
・短時間で稼げる!

こんな謳い文句の単発バイト・派遣の求人広告を、皆さんも一度は目にしたことがあるかもしれません。

 

筆者は学生時代、また社会人になって仕事を辞めて就職活動中の時など、あらゆる単発や短期のバイト・派遣を経験してきました。中でもイベント系は1日から就業可能で、すぐにお金が入るため、金欠の時とても助かります。

しかし、中には、びっくりするようなムチャぶりやトラブルも……。そこで今回は、筆者が体験した、単発バイトのムチャぶりエピソードをご紹介。単発バイトを考えている人にちょっとでも参考に? なれば幸いです。

 

まさかの「イベント衣装が入らない」事件


イベント系のバイトでは制服や衣装が用意されている現場があり、中には浴衣やコスチュームを着て接客することもあります。ある時、企業のキャンペーンで上下の衣装が用意されていたのですが、当日受け取ってびっくり。タグにはなんと「7号」の文字。しかもワンサイズ!

 

筆者は身長170cmです。ただでさえミニスカートの衣装なのに、高身長の筆者が着るとパツパツで目も当てられないことに。当時やせ型ではありましたが、いくらなんでも7号は無理! 一緒に現場に入った、150cmほどでとても華奢な女性が着てジャストサイズ。その時ばかりは「終わった……」と思いました。

しかしそこに幸運が! 普段はほとんど顔を出さない派遣会社の社員が、たまたま巡回で来ていたのです。企業側に平謝りして、近くの衣料品店で衣装と同じ色の服を購入してくれ、なんとか事なきを得ることができました。とはいえ、派遣会社の社員が事情を説明した時の、企業の社員さんの「え? 入らないの?」という反応に、周囲の空気はいたたまれなさMAXであったことも付け加えておきます。

もし巡回の社員が来なかったら、近くに衣料品店がなかったら――そう思うとゾッとします。後で聞くと、派遣会社の担当が本来洋服のサイズを確認するべきところを忘れていたのだとか。色んな意味で忘れられない思い出になりました。