27万人フォロワーを誇るYouTube「GOROGORO KITCHEN」のMamikoこと井筒麻三子さんが、パリ暮らしの魅力を伝えます。

フランスのイメージというと、お洒落で優雅で、高級ブランドもたくさんあって……と思われる方が多いのでは。確かに、エルメスもルイ・ヴィトンもディオールもフランス ブランドですし、高級なものの印象があるのは間違ってない気がします。しかし、いざその内容が「人」となると、全く違ってくるのがフランスなのです!

締まり屋のフランス人が、お得でもないマルシェに通い詰めるワケ【パリ人気YouTuber井筒麻三子】_img0
エッフェル塔もなんとなく、高級……ぽい?

私が知っている限り、フランス人は倹約家(オブラートに包んで言ってみたけど、なかなかのけちんぼう)で、暮らしぶりも非常に質素。これは低所得家庭に限らず、どう考えてもしっかり稼いでるよね〜と言うファミリーでもそう。

実際、旦那さまが政治家である友人を例に挙げてみると、家こそ確かにパリの良い地区にある高級住宅だけれど、それ以外はインテリアグッズや洋服もZARAなどのプチプラのものばかり。以前に彼女がよく行く街でのおすすめホテルを聞いたら、可愛いけれど決して華美でない安宿を「ここよく泊まってるの!」と教えてもらって、「二人とも稼いでいるのに、本当に飾りっ気がないんだなあ」と驚いたこともあります。

 

街中を見ても、穴の開いたデニム(どう見てもお洒落で開いている訳ではない)を着ている人、あちこち擦り切れてヨレヨレのバッグを持っている人、日本だったら振り返られそうな、「あ、この人もう数日シャワー浴びてないね……」てな、芳しいかほりの人なんかもしょっちゅういます(まあ、それがシャワーをケチっているせいなのかはわかりませんが)。

締まり屋のフランス人が、お得でもないマルシェに通い詰めるワケ【パリ人気YouTuber井筒麻三子】_img1
どこの地区でも必ずある、フランス人の日常には欠かせないマルシェ。パリだけでも、80以上ものマルシェがあるのだそう。

ところが、その締まり屋っぷりが発揮されない場所がありまして! それが、フランス人の台所とも言われるマルシェです。フランス好きの方ならご存じであること間違いなしの、食料品を中心に衣類や雑貨など色々なものが売られている市場のことですね。

 
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