毛量がたまる内側を削いで、
厚みを取り除いていく
髪の中間の重みが目立つ半野さん。「なにもしないと、とにかく広がってしまって……」とお悩み中です。長さはチェンジしたくない半野さんには、髪の内側を中心にはさみで毛量を削いでいきます。「髪は内側からクセがでやすくモワッと広がるので、セニングカットですっきりさせて、縦のラインをシェイプしましょう」(DAISUKEさん)
根元側だけに
ストレートパーマを
根元のクセを整えると、髪の広がりは落ち着きます。そこで、根元だけに薬剤を塗布し、一度流してからアイロンでプレスしていきます。こうすることで多毛でも軽やかさのあるパーマが作れるため、セルフスタイリングも楽チンになるそう。
毛先を中心に
平巻きパーマをプラス
根元のうねりをストレートパーマで整えたら、毛先は中ロッドで2回転ほど巻いていきます。「髪の内側は毛先だけですが、表面は中間まで巻き込むことで丁度よいボリューム感のある、ラフなパーマに仕上がります」(DAISUKEさん)
仕上がりはこちら!
動きがなく広がるミディアムから一転、柔らかなタッチのアンニュイなパーマに大変身した半野さん。「手ぐしを通す感覚がとても軽くなりました。これなら、朝のスタイリングにストレスを感じないですね」と喜びます。
多毛の人はパーマを避けがちですが、ボリュームを削るところ、生かすところを見極めれば、むしろ理想のふんわり感が叶うとか。
「ストレートパーマとウェーブを組み合わせたことで、デザインの幅はかなり広がります。
あと、広がりやすい人はトップに高さが出にくいのが特徴。分け目をずらすとパーマによる立体感が生きて、丁度良いボリューム感が作れます」とDAISUKEさん
Side&Back
パーマを加えたことで、ペタッと張りついていたサイドの根元が立ち上がって軽やかさが出ました。カッパーオレンジのカラーもヌーディな質感を高めます。
Arrange Style
クリップだけで
無造作にまとめたスタイルが素敵!
ヘアクリームを髪全体になじませた後、クリップを使ってバックでひとつにまとめたアレンジスタイル。ポイントは手ぐしでゆるくまとめる事。分け目を大胆に取りながら、片側の顔まわりだけ一束垂らすと、外国人風のクシュッとしたまとめ髪に!
最新テクニカルパーマのお陰で、髪の扱いが一気に楽になった半野さん。クシュッとまとめたアレンジスタイルもハイセンスな雰囲気です。
「髪質に悩む方、セルフでの扱いが難しいと感じる方にパーマは最適。最近は数多くのパーマテクニックがありますから、遠慮なくなりたいイメージを伝えてほしいですね」とDAISUKEさん。
きれいの幅が広がるパーマ。そろそろイメチェンしたい人にもぜひおすすめのスタイルです。
【髪型ビフォーアフター】でガラリと印象が変わった女性7人!
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取材・文/小澤佐知子
構成/國見香
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