ミモレの連載が大人気のエディター昼田祥子さん。今年の夏は、シンプルなワンツーコーデ、それもボトムやシューズは同じで、トップスだけを変えていく“スーパー省エネコーデ”にたどり着いたそう。前回のパンツに引き続き、今回はスカートの着回しコーデをご紹介します。シンプル=地味に見えるのでは……とあれこれ足してしまう方に。“盛らない、足さない”がモットーの昼田さん流シンプルコーデのポイントを教えていただきました。

昼田さん流・真夏の省エネ“ワンツーコーデ”の極意
① 軸となるボトムスを決める。
② シューズはボトムスと同色のものを合わせて「制服化」する。
③ 後はトップスだけローテーションで変えればOK。
④ 服に飽きたら、アイウェアやヘアスタイルで変化をつける。

「この夏のコーデの核となるボトムスは、パンツ3本にスカート1本。パンツはこちらの記事で紹介したものです。パンツは、ストレート、テーパード、タック入り、と3つを異なるシルエットにすることで、同じトップスを着回しても全く違う印象になり、自分自身も飽きずに着られます。スカートもパンツと似たようなシルエット(タイトシルエット)に。そうすることで、同じトップスでも着回しやすくなります。フレアスカートやマーメイドスカートになると、バランスが変わるので私は選ばないです。

着回しのベースになるボトムスを決めたら、シューズはボトムと同じ色で揃えてセットにしておきます。今回黒のパンツとスカートに合わせるサンダルはすべて同じです。毎朝シューズを選ぶ手間が省けて時短にもなります。ワードローブが物足りない、と思ったらトップスを買い足す。合わせるボトムが決まっているから、買い物もしやすいし、失敗しなくなります。

パンツとシューズは色を揃えた3セットを準備。

マンネリ化してきたな、と思ったら洋服ではなく、前回の記事でご紹介したアイウェアやヘアスタイルで変化をつけるようにしています。以前の記事でもお話しした通り、髪型を変えれば、シンプルコーデも華やかに、印象的に出来るし、アクセサリーの役割を果たしてくれます」(昼田さん)

 


昼田さんの夏の定番ワンツーコーデ(スカート編)
「黒スカート」をベースに、トップスだけチェンジ!


襟付きシャツは、ボタンを留めてポロシャツ風に

ポロTシャツ¥7000/バナナ・リパブリック スカート/ファクトリエ サンダル/ユニクロ

SACHIKO'S COMMENT

トップスは何を合わせてもOK! なシンプルな黒のタイトスカートを着回し。白の襟付きシャツは、柔らかなカットソー生地だったので、ボタンをすべて留めてポロシャツ風に着てみました。割とコンパクトな作りなので、タイトスカートと合わせるとすっきりとしたIラインシルエットに。きちんと感をだしたい時にも良さそう。



長袖シャツは夏も活躍!

シャツ/ロエフ スカート、サンダル/上と同じ

SACHIKO'S COMMENT

ボリュームのあるブルーのシャツは、夏のはおりとして冷房対策や日除けにも活躍します。夏場も長袖のシャツをよく着るのですが、襟を抜いたり、袖をまくったり、とことんラフに着るのがポイント。もっとカジュアルに着たい日は、ゆるっとしたメンズのTシャツを合わせても良いと思います。



同色のトップスを合わせてワンピース風に!

Tシャツ/ユニクロ スカート、サンダル/上と同じ サングラス¥52800/アーレム(グローブスペックス エージェント)

SACHIKO'S COMMENT

シンプルな黒のTシャツを合わせれば、タイトなワンピース風に。トップスとボトムスを同色で揃えるだけで、コーディネートを新鮮に、よりこなれた印象に◎。ワンピースを新たに買わなくても、手持ちの服でワンピースっぽく着こなせます。



“盛らない、足さない”
シンプルコーデのポイントは?

 

イメージとしては、コーデAをA‘にするくらいのイメージ。アイテムを全部変えて、AをBにしなくていいんです。トップスの裾を入れるor入れない、シャツの袖をまくるorまくらない……だけでも印象は変わります。1つのアイテムでどんな着こなしが出来るか、鏡の前で着方を工夫してみる。そうすることで、だんだん自分らしい着こなし方が分かってきて、コツが掴めるようになるはず。ぜひ鏡の前で、ご自身がしっくりくる着こなしを研究してみてください。


お問い合わせ先/
グローブスペックス エージェント tel. 03-5459-8326
バナナ・リパブリック tel. 0120-77-1978


【写真】エディター昼田祥子さんの着こなしをもっと見る
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撮影/目黒智子
スタイリング・出演/昼田祥子
構成・文/出原杏子
 

 

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