こんにちは。エディターの昼田です。
断捨離前、当時35歳の私は、自分の人生にうんざりしていました。
仕事も私生活も、思い通りにいかないことばかり。いつも何かにイライラしていたし、人生の多くは苦しみ。そう実感していたからこそ、毎朝起きた瞬間からため息がでた。
それが断捨離をしたら、人生が思わぬ方向に動いた。
服を減らしたことで、おしゃれの在り方が変わり、考え方が変わった。習慣が変わり、行動が変わり、人生で大切にしたいことも変わった。そう、生き方が変わったのです。
今の私は自分の人生に100%満足しているのが、あの頃との大きな違い。朝起きた瞬間から”ご機嫌”でいられるところも(笑)。
特別なことは何一つしていません。ただ、ワードローブと向き合っただけ、それだけのことなんです。一つコマを動かしたら、ほかも自動的に動いていく。ワードローブって最終的に人生と連動している。そう分かってしまったから、私と同じようにモヤモヤしている人を見ると、ついこう聞いてしまいます。
「あなたのワードローブ、今どんな状態?」
ということで、今日は連載のスピンオフ! 服を手放し驚くほどのスピードで人生を好転させた友人の話をしてみたいと思います。
都内の保険会社に勤める、30代前半のKちゃん。頭の回転のよさと、誰にでも愛されるキャラクターで、あっという間に出世を果たした。けれど本人は人生に納得していなかった。結婚したい。子供も産みたい。もっと会社に評価してほしい。給料をあげたい……
そこで、先ほどの質問をしてみたところ、送られてきたのが上の写真。ワードローブはもう1つあり、どちらも服がパンパンだった。
「うげ〜!!? マジか……そりゃうまくいかんわ……」
ということで、私と一緒に断捨離を敢行! ステップを一つずつやることでワードローブに対して無頓着だったKちゃんが、みるみるうちに変化していきました。
【STEP1】
2年以上着ていない服を捨てる
まずは服を絞る。ここで重要なのが「着ないのにどうしても捨てられない服」に向き合うことです。Kちゃんの場合は、家族にもらった服やご褒美に買った服がそうでした。
「Kちゃんって家族にどう思われるか、必要以上に気にしているのかな? その服を捨てることで、何を失うと思う?」
どんな場合も、失うものってないんですよ。誰かとの関係性も、自分の価値も。けれども、服と人があまりにも結びつきすぎてしまっているんですよね。
その服を手放したとき「何を失うことに恐れている」のか、一枚ずつ手にとって自問自答してもらいました。服や他人、過去の自分への依存を断ち切り、今の自分に軸足を戻すのが目的です。
ちなみに、捨てる服なのかどうか迷った時は、着てみてください。どんな気持ちになるのか、必ず「体感」を使って判断する。いいなぁ! 好き! 明日も着たい!そんなポジティブな感情にならない服は、手放したほうがいい服です。
また、一番厄介なのが「いつか出番があるかもしれない服」。断言しますが、そのいつかは絶対にこないです! それでも捨てられない時は
“捨てたら必ず、必要なものが入ってくる”と呪文を唱えてください。(くわしくはこちらの記事に)
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