ファッションエディターの発田美穂さんが、大人世代におすすめしたいアイテムやコーディネート術、テクニックをご紹介します。

もう8月31日! 8月も最終日ですって。なんてこった。この調子じゃ、次に起きたらクリスマスで、そうこうしているうちに年末になって、あっという間に新年ですね。メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!

まだまだ蒸し暑いとはいえ、少しずつ涼しい日も増えてきちゃって、さよなら俺の夏……。去りゆく夏を惜しむかのように、このところ淡色コーデに凝っています。

トップス/ビューティアンドユース パンツ/ロエフ バッグ/ザロウ 靴/HEWN(佐藤佳菜子さんコラボ)
近日公開予定のミモレの撮影現場で、担当ライターの幸山さんに撮影してもらいました。話したいことがたくさんありすぎて、撮ってもらっている間も喋り続けている婦人、がこちらになります。

正直、なんでもないスタイリングだと思います、我ながら。アイテムはどちらも超シンプル。派手な色を使っているわけでもないし、肌見せもしてないし。なんですが、会う人にやたらと褒めてもらえる、やたらとコスパの良いコーデ。

 

で、その高コスパの理由を考えてみたんですが、やっぱりこれ、白というか淡色のパワーじゃないかと。無条件にパッと人目を引くというか、どんな派手色よりも実は白が一番華やかなんじゃないか説。

あとは、“上下ともに”白っぽい、ってことも重要なんじゃないかと思います。白Tだけでも、着ていれば動きに気を使ったり、ランチに坦々麺を選ばないようにしたり、それなりの注意が必要だっていうのに、まさかの上下で白だなんて! 

そう、“特別感のあるおしゃれ”って、手間がかかっていたり、とびきり気を使わなくてはいけないアイテムだったり、着たり歩いたりするのが大変そうだったり、壊れやすそうだったり。あくまでも普段使いではないアイテムや色が鍵。

上下淡色コーデなんていかにも汚れやすそうですから、普段は避けるという方も多いと思います。そんな中、あえてそこにいくという「心意気」と、白い服が醸し出す「非日常感」が、華やかな特別感につながり、結果褒めてもらえるという構造かと。

私は丁寧な動きができるわけではないので、服を汚してしまうこともしょっちゅうなんですが、でも白い服を上下で着るという「心意気」だけは人一倍あるので、どんどん上下淡色コーデにトライしていきたいと思います。

エディター発田美穂さんのコーデをまとめて見る
▼右にスワイプしてください▼

 


前回記事「「好きな服をずっと大切に…」セルフヴィンテージにしたい7年前のスカートは“派手だからこそ“長く愛用できる」はこちら>>