ファッションエディターの発田美穂さんが、大人世代におすすめしたいアイテムやコーディネート術、テクニックをご紹介します。
先日、会う人会う人に褒められたスカートがあるのですが、実はこれ、7年くらい前に購入したのもの。
はい、また浮かれたデザインのスカートです。以前のコラムでも派手なZARAのスカートをご紹介しましたが、どうもこの手のエスニック柄が大好きなんですよね。中でもこのスカートはもう、本当に大好きのど真ん中。なかなかな派手さではありますが、黒が効いていて大人っぽさもあるところが気に入っています。
買ってから7年の間には、なんとなく気分が乗らず1回も着ない年などもありました。それでも処分しようとは思わず、大切に持ち続けているもの。というか、もう、色と柄と形がツボすぎるんですよね。極論、見ているだけでも好き。だからサイズが合う限り、ずっと大切にし続ける予定です。セルフヴィンテージ候補。
バッグや靴なら“一生もの”とか、お洋服でも“定番デザインだから長く愛用できる”とか言いますが、ことお洋服に関しては、ベーシックだからって長く愛用できるわけではないかも、と思います。
ベーシックな服って確かに便利です。他のアイテムと合わせやすいから、登場回数も自ずと増えます。でも、ベーシックなものこそ更新感が大切で、例えばTシャツひとつとっても、身頃や袖の幅、肩位置がセットインなのかドロップショルダーなのか、などで印象が大きく違ってきてしまうもの。古くさい人に見えてしまうかどうかも、ベーシックアイテムの選び方にかかっている気がしています。
その点、インパクトのある色柄ものや、主役級のデザインって、意外と古く見えない気がしています。まず色柄のインパクトがあるから、例えば突飛なデザインだったとしても、それを好きで着こなしている時点で、それは=(イコール)個性だから。
あとは、この私のスタイリングのように、合わせるアイテム次第で意外とその時々のトレンドにフィットするコーディネートが作れるのだと思います。色・柄・デザインは個性、合わせのアイテムでトレンド感を調整、みたいな。
この日の手元はこんな感じでした。
相変わらず、好きなものを寄せ集めたご自由コーデ。カジュアルで、自分らしくて落ち着きます。そうそう、左手の時計のところの日焼け。息子2人を連れて海に行き、30分くらいでこんなことに……。ご婦人の手元としてはいかがなものか、と思いつつ。みなさん、日焼けには気をつけましょうね(もう夏も終盤)。
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