ネットフリックスで配信中の『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が人気沸騰中です。このドラマ、韓国で放送がスタートしたときの視聴率は0.95%(!)と超低空スタートだったのですが、あまりの秀逸さに急カーブを描いて上昇。8月18日にラストを迎えた今は、「ウ・ヨンウ」ロスに陥る人が続出しているほどです。

 

物語は、ものすごーくざっくり言いますと、天才的な記憶力を持つ自閉症スペクトラムの弁護士ウ・ヨンウが、障害と向き合いながら仕事に恋に自分らしい生き方を模索していく、というもの。ここに、平均とは違う特質を持つ人たちが社会と関わっていくことの難しさ、さらには貧困、女性差別、受験戦争など、韓国が抱える様々な社会問題も上手く絡められていて、見れば見るほどグイグイ惹き込まれてしまうのです。

ネトフリ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』自閉症のウ・ヨンウは果たして弱者か、本当は強者か?_img0
Netflixシリーズ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』独占配信中

他にも、これまでの優しいタフガイとはちょっとキャラクターが違うウ・ヨンウの恋のお相手とか、やはりこれまでと違って、女性同士足を引っ張り会わない同僚女性とか、ウ・ヨンウが多数派のシングルマザーではなく少数派のシングルファーザーに育てられていることとか、注目どころは山のようにある。この、注目どころの“芸の細かさ”みたいな点もドラマの素晴らしいところだと感じています。