40代からぜひ実践! 新たに取り入れるべき3つのお手入れ
1 同じシャンプーを使い続けない
例えば、化粧水には軽めと重めのテクスチャーがあり、季節や肌の状態で使い分けると調子がよくなりませんか。これは頭皮や髪も同じです。頭皮が弱っているのに、洗浄力の強いタイプや肌質に合わないものを使い続けると乾燥や炎症につながり、髪のエイジングを早めてしまいます。
「ひとつの目安として、白髪や抜け毛、細毛など生えてくる髪そのものに悩んでいるなら、地肌ケアを意識した医薬部外品のシャンプーを使うと予防効果を発揮します。
また、毛先のごわつきやパサつき、白髪染めの褪色が気になるなどのダメージが気になる方は、化粧品に分類されるシャンプーからセレクトして。それぞれの毛髪ダメージに特化したシャンプー剤がありますから、目的に合うものを使用しましょう」
シャンプーソムリエが太鼓判を推す秀逸シャンプー3本がこちら
頭皮の健康と白髪予防に。
「エイジング毛の改善」に特化した逸品
乾燥に傾く頭皮に潤いを与える、頭皮の肌質ケアを重視したシャンプー。エイジング対策シャンプーの最高峰と言われるこちらは、MARBOHさんのイチオシ!「頭皮に合わせて3タイプありますが、共通成分に黒糖エキスを配合し、白髪を予防。中でもCOタイプは頭皮の乾燥をケアしながら、もっちりとした髪質に仕上げます。“一番いい時の髪質に戻った”などの感想をいただき、効果を感じられるシャンプーとして人気です」
髪質のコンディションを高めて
ダメージから救う2ブランド
「オージュアのディオーラムは、普段のお手入れでは効果を感じにくくなった髪におすすめ。ハリを復活させ、潤い感とツヤのある毛髪に導きます。また、うねる髪にはフローディアシリーズを。ゆがみを整えながら毛髪は柔らかく仕上がるので、髪の若返り効果がとても高いです」(MARBOHさん)
2 ドライの前には頭皮用エッセンスを
頭皮が老化すると、細毛やボリュームダウン、うねりなどのトラブルが目立ち始めます。そのため、大人世代は頭皮に栄養を与えるアイテムをプラスしましょう。
「頭皮用エッセンスは、栄養を与えながら頭皮の乾燥も防ぎます。潤いに満たされると肌がふっくらするように、頭皮から生える髪にも健やかさに差がでます。結果的に薄毛や抜け毛も予防しますから、未来の髪の見た目にも差が生まれます」
では、使うタイミングは?
「シャンプー後、タオルドライをしてから頭皮になじませます。このとき、指の腹を使ってマッサージをしたりタッピング(指の腹で優しくはじく)をしながら頭部の全体に広げましょう。刺激することで血行促進効果もさらに上がりますよ。また、エッセンスは使い続けることが大事。先ずは20秒でいいので毎晩行いましょう」とMARBOHさん。
ふんわりとしたトップも
蘇る人気のエッセンス
頭皮を健やかに保ち、ボリューム不足の髪に栄養を投入。「特にハリコシ感が減ってきた人におすすめ。髪の強度に違いが出はじめますよ」
3 プロによる頭皮クレンジングで、自律神経の不調も改善
頭皮の毛穴には普段のシャンプーでだけでは落とせない脂汚れなどがあり、これらが溜まることで毛髪に悪影響を及ぼします。
「地肌にへばりついた汚れは、出口となる毛穴を狭めて抜け毛や細毛を誘発します。また、ニオイの原因になったり、エッセンスなどの栄養も入りにくくなります。髪の老化が気になる人は、定期的なサロンクレンジングでクリーンな地肌を取り戻すと、髪の健康状態がかなり良くなります」とMARBOHさん。
さらに、頭皮ケアには脳機能改善などの効果も有するのだとか。
「イーラル独自の頭皮ケアメソッド“ヘッドキュア”には、自律神経のバランスを整え、集中力や判断力などの認知機能を高めることが医学的・脳科学的に確認されました。湿度が高かったり、頭皮環境の悪化と共に身体のだるさをため込みやすいこの時期は、ぜひおすすめです」(MARBOHさん)
お手入れをした分、きちんと応えてくれる私たちの頭皮と髪。大人世代にあったケアをプラスして、10年後も豊かでまとまり感のある髪を目指していきましょう。
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取材・文/小澤佐知子
構成/國見香
前回記事「ヘアオイルはどれを選ぶべき?40代の頭皮と髪が潤うオイル使いの「マル秘テク」」はこちら>>
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