怒りたくないのに怒ってしまう──子育て中の「嫌な自分」とおさらばできる超簡単マインドフルネス

増幅するイライラを解消するコツ

「イライラをなんとかしたい」というのは、子育てをしている人からよく聞く悩みです。

怒りや不安など、ネガティブな感情は悪者にしがちですが、このような考え方ではうまくいかないことが少なくありません。では、どうすればいいのでしょう。

その答えは、「気づくこと」です。なぜならイライラしているんだと気づくことができると、反応を選択できるようになるからです。
　
・イライラしている状態
・イライラしている自分に気づいている状態

このふたつは全く違います。ここは大事なところです。

イライラしていることに気づかないとどうなる？

イライラしていることに気づいていないと、イライラしているせいで、さらに怒りやすくなり、怒りが強くなっていきます。子どもを怖がらせることを言ったり、子どもをたたいてしまったり、どんどんエスカレートしてしまうかもしれません。
　
「いま何を感じているんだろう」

この言葉によって、感情を客観的に見る視点を持ってみましょう。

感情と距離を置くことができれば、その場を離れて気分転換しよう、相手を傷つけない言葉を選ぼうなど、冷静な対応をすることができます。怒りの度合いを、１〜10の数字で表してみるのもいいかもしれません。怒りの感情も、観察していると、しだいに消えていくことに気づくと思います。