我が家が猫を探した際も、最初に当たったのは保護団体でした。しかし、これまで自分で猫を飼った実績がないということでハードルが高く、なかなか迎え入れられる子に出会えず。絶望的になっていたところ、知り合いが猫ネットワークを駆使し、遠いノルマンディーの農場で飼い手を探している子猫がいるらしいと教えてくれたのが、くるみ&とらに出会えたきっかけでした。

【猫との幸せなパリ暮らし】2人に1人はペットを飼うフランスでは、賃貸も地下鉄も犬猫OK!_img0
上の猫くるみが我が家に来たばかりのとき。まだ生後2ヶ月で、お人形みたいだった頃!

レンタカーで往復7時間以上かけて迎えに行き(疲れ切った夫と車内で大喧嘩もした)、猫が家に到着したらしたで全身ノミだらけなことを発見、慌てて獣医に駆け込むなど、いろいろ大変でした。ですが、そうして出会えた猫たちは本当に可愛く、我が家の癒しの存在となっています。

 

余談ですがこちらの獣医さんは、フランスらしくいろいろ雑な感じ。くるみは雌なので避妊手術をしましたが、術後はエリザベスカラーもなく、毛を刈られた傷口の周りにそのままテープで包帯が貼られてギョッ。取り去る時もベリベリ剥がされ、赤くただれちゃったのですが「薬毎日塗れば大丈夫」とサラリ。いや、なかなか痛そうで可哀想だったんですけど……。こういう時は、なんでも丁寧な日本がいいなあと、羨ましく思うのでした。

撮影/Yas