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(左)ケイト ピンポイントカラースナイパー グリーン、(右)オレンジ (10月22日発売)ともに¥1320/カネボウ

毎シーズン必ず新作に注目しているコスメブランドはいくつかありますが、中でも楽しみにしているのがKATE。若い子向けのプチプラでしょ? と思うのはもったいない。作っている人たちが相当なコスメ愛の持ち主であり草の根マーケティングのプロだな、と感じる新作にいつもワクワクしています。「言われてみると確かにそうだわ」と、まだ言葉になる前のお悩みに対して解決策を形にして見せてくれるというか。このブランドを見れば時代の空気がわかるというか。そんなKATEの新作、コントロールカラーのスティックタイプ(!)が今回のお助けコスメです。

 

ピンク、紫、オレンジ、緑に黄色……コントロールカラーが難しすぎる!


なんだかファンデーションの進化スピード以上に進化してしまった感のある「下地」。下地を駆使すれば、ファンデーション肌にはない透明感をキープしたまま美肌演出が可能なほど! とはいえ、本当に多彩な色が存在しているので、どの色を?どの部分に?というのが麻雀の役を覚えるくらい難しい……。ようやく、ピンク(血色アップ)とイエロー(毛穴の目くらまし)は全顔に塗っていいとわかって、やっと使いこなせるようになった今日この頃です。
 

量が多すぎると変になる「グリーン」、何に効いているのか実感しにくい「オレンジ」


そんな中でも特に苦手意識があるのがグリーンです。赤みに効くというのはよく聞く話ですが、実際塗ってみるとなんだか不自然?と感じて使いこなせない色、個人的ナンバーワン。また、一方のオレンジはいつの間にか使わなくなる色、個人的ナンバーワン。何となく塗ってみるけれど、ファンデーションの色に一番近いせいか何かに効いている感じがしないのです。

そんな2色ですが、KATEがわざわざこの色をピックアップしてスティックにしたからには理由があるんだろうなあと実験してみました。

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まず、グリーン。塗ってみるとマットなのですが透け感が結構あります。グリーンのヴェールをかぶせるような感じ。腕の内側にできた虫刺され跡に塗ってみました。ここから指でポンポン馴染ませるとさらに自然に赤みを消すことができました。ケイト ピンポイントカラースナイパー グリーン(10月22日発売)¥1320/カネボウ
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次にオレンジ。手首の内側の青い静脈を青グマに見立てて(笑)。グリーンと同じくマットな質感だけど、こっちのほうは透け感があまりなくしっかりカバーする感じ。思った以上に静脈が消せたのですがどうですか? オレンジってちゃんと仕事してるんだ! と実感できました。さらに指で馴染ませればもっと自然に。ケイト ピンポイントカラースナイパー オレンジ (10月22日発売)¥1320/カネボウ
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全顔にピンク→黄色を塗ったあと、グリーンを小鼻、あご、頰の赤みに塗り込み、オレンジをクマに。ファンデなしにしては、なかなかの補正効果ではないでしょうか。

お若い方は多分このあとお粉を載せるだけで、透明感肌に。大人はここにあえてカバー力低めのパウダーファンデなどを重ねると、厚塗り感のないオシャレ肌になるかもしれませんね。「グリーンとオレンジの2色はピンポイントで使うべし! さすればファンデは薄くてOK」という、今季のKATEからのメッセージしかと受け取りました。特に、緑は自分史上一番簡単なグリーンのコントロールカラーでしたので、赤み悩みの方はぜひお試しください!


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