海外留学では日本人同士でつるまないほうがいいと言われがち。果たして子供はどう?

同じタイミングで日本から同じ小学校に入学したお友達と息子。こちらでは生まれた誕生月の関係で学年が違いますが、日本では同じ6年生でした。お互いにスポーツ好きという共通点もあり、とても仲良くさせてもらっています。

海外留学をする場合、日本人の友達をつくらないほうが英語力が伸びるという話を耳にしたことがある人も多いと思います。これは、高校生や大学生、大人になってからの留学の場合を指しているのかもしれませんが、小学生の子供の場合で考えてみると、日本人のお友達ができて本当によかったと感じています。新しい環境に身を置き、子供ながらにいろんな気持ちを持っているであろう状態のなか、日本語でスムーズに会話できて、同じYouTubeやTikTokを見て、些細なことで一緒にお腹を抱えて笑い合える。そんな日本人の友達がいてくれることは息子にとって本当に支えになっているように感じています。同じ学校に、同い年の日本人がいることはカナダ郊外の小学生留学の場合、珍しいような気もしていますので、このラッキーに感謝!

 

英語力があまりない状態で留学して良かったことは?


先述したように、英語力はあればあるほどいいので、これは私がかなりポジティブに捉えた見解として聞いていただきたいのですが、息子は日本で英語にカタカナの読み方が振られたような英語を学んでいないので(今もそのような教材があるかは分かりませんが、私が学生時代にはよくありました)、耳から英語を習得しているように感じています。お友達がよく言っている言葉を耳で覚えてきて、これってどういう意味? と私に聞いてくるのですが、その発音がとてもきれいなんです。40数年間日本で生活してきた私には習得できないほどの発音。素直に英語を聞けるのは本当によかったと思います。

とはいえ、やはり何をするにも英語が喋れないと始まらないので、留学をお考えの方は、英語のスキルをできる限りあげておくのが賢明です。
 

構成・文/高橋香奈子

 

前回記事「【小学生のカナダ留学】新学期早々の試練は、学校用品を自力で揃えること」>>

 
  • 1
  • 2