2022年8月から小学生の息子と一緒にカナダへしばらく移住をすることにしたファッションエディターが発信。母子留学を考え始めたきっかけから出発当日までの準備、渡航後は現地の学校や暮らしをリポートする連載です。今回は「もうすぐ移住する」と伝えると、よく聞かれる質問「カナダで住む家は決まってるの?」という質問に答えます。
【連載1回目】夫を説得し4か月で手続きを完了。40代で「親子海外移住」することにしました>>
初めての海外移住の家問題。どこに住む? どうやって探す?
学生時代にホームステイをしたり、短期で留学した経験はありますが、海外に移住するのは初めて。しかも、息子と私の2人。身内が現地に住んでいるわけでもないし、英語で交渉ごとをするのにも不安があります。そんな私なので、家探しは学校の申請をするよりも、かなりハードルが高いものでした(学校申請は、お金はかかるものの、エージェントの方に依頼したので、手取り足取り教えていただきスムーズでした)。
ひとつだけまず決めていたのは、子供の学生ビザで渡航する私の場合、現地で住む場所を決めるのは、子供の学校が決まってからにしたいということ。学校まで徒歩で行ける、または公共交通機関を使ってスムーズに行ける場所に住みたかったからです。2022年9月入学の我が家の場合、子供の学校が決まったのは、2022年6月のことでした。
実際に物件を目で見てから住む場所の契約をしたいと思っていたので、いちばん初めに考えていたのは、7月頃に私ひとりで先に現地を訪れることでした。10日間くらい滞在して、その間に賃貸住宅をいくつか内見し、契約して帰国するプラン。ですが、結局、新型コロナウイルスが落ちつかず、スムーズに行き来するのが難しい状況が続いていたため、それは断念。
結局、8月に息子と一緒に少し早めに現地入りし、その後に内見をして、契約するプランに変更。なので、到着してすぐは、Airbnb(エアビーアンドビー/いわゆる民泊)に滞在し、その後、契約する賃貸住宅に引っ越す流れを計画していました。おそらく、これが一般的な方法だと思います。
結局決めたのは、ホテル→エアビー→賃貸住宅
と思っていたのですが、渡航前にすべて決めてしまいました。
実際にどうやって賃貸住宅を探したのかは長くなるので、まだ今度詳しくまとめますが、私の住宅プランはこちらになりました!
カナダの空港に到着→ホテル→エアビー→賃貸住宅という流れです。なぜ3ヵ所も移動することにしたかというと、想定外のことが起こったから。
想定外① 賃貸住宅に入れる時期が1ヶ月延期に
日本でもそうですが、賃貸住宅は、契約したからといって、次の日からすぐに入居できるわけではないですよね。なので、ある程度先になることは想定していたのですが、私が渡航前に契約した賃貸住宅は、予定していたよりも入居が1ヵ月後ろに倒れることになってしまいました。
想定外② エアビーの滞在期間が長くなったことで、費用が膨大に
賃貸住宅への入居時期が後ろ倒しになったことで、エアビーに滞在する期間も長くなることになりました。エアビーの費用は、一般的にホテルよりも割安。でも、当然ですが滞在期間が長くなれば、それなりの費用になってしまいます。1泊1万円だったとしたら、10泊だと10万円(別途、清掃代、手数料などはかかります)。これならまだいいですが、30泊だと30万円、45泊だと45万円! 1ヶ月の賃料よりも高い! しかも、私が探した時期が遅かったからか、バンクーバーの物価高の影響か、シェアルームではなく、まるまる1部屋貸切の場合、1泊1万円で借りられる部屋がほぼない(涙)。さて、どうしたものか……。頭を抱えました。
クレジットカード(マリオット・ボンヴォイ アメックス)のポイントでのホテル無料宿泊に助けられた!
エアビーの費用が想定していた以上に高くなってしまい、どうしようかと悩んでいるところを救ってくれたのが、クレジットカードのポイントでした。私は以前から旅行が好きなので、クレジットカード使用で貯まったポイントをホテル宿泊やマイルに交換できる「マリオット ボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」を使っていました。ほぼすべての支払いをこのカードに集約していたので、ある程度ポイントが貯まっていたんです。そのポイントのおかげで、約2週間分、無料で宿泊予約が取れました。
ホテルからエアビーへの移動という手間は増えてしまいますが、20万円以上は節約できることに! せっかくなので、最初の2週間は旅行気分でホテルステイを楽しもうと思います。
ちなみに、私は海外で通じるだけの流暢な英語力はもち合わせていませんが、私のようなタイプでも、想定外をどうにか乗り越えていくに大事なことが2つあると思っています。
ひとつは、何かあったときには分からないなりにも諦めずに英語でどうにか会話をしようという意地。もうひとつは、とにかくとことん調べてみることです。
本当に困ったときには、お金を払って人に助けてもらうという選択肢もあるので(家探しも、手数料さえ払えば、全部コーディネーターさんや仲介業者の方がやってくれる)、いざというときのために、お金を貯めておくことも大事ですね。
私がカナダで滞在するエアビーの詳細や、賃貸住宅の探し方については、また別の記事にまとめたいと思います。
カナダ母子留学までの流れと学費
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