2022年8月から小学生の息子と一緒にカナダのバンクーバー地域へしばらく移住をすることにしたファッションエディターが発信。母子留学を考え始めたきっかけから出発当日までの準備、渡航後は現地の学校や暮らしをリポートする連載です。カナダに来てから約2ヵ月。バンクーバーは住みやすい街だと言われていますが、実際にはどう感じているのか。環境や治安について感じていることをまとめます。

 

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世界的に見てカナダ・バンクーバーの治安は良い。2022年「世界でもっとも住みやすい都市」ランキングでも第5位

ECONOMIST INTELLIGENCE The Global Liveability Index 2022 Top ten positions より掲載。

イギリスの経済情報誌「エコノミスト/The Economist」と、同誌の調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット/EIU」の調査により発表された「世界でもっとも住みやすい都市」ランキングによると、カナダのバンクーバーは第5位。しかも、治安の項目を含む文化&環境(Culture&Environment)は上位10地域のなかで、唯一の100点満点。

トップ10内に日本では大阪が10位にランクインしているものの、東京やほかの場所が入っていないのは少し寂しいですが、私個人の感想だけでなく、客観的に見ても、バンクーバーはとても環境が良く、住みやすいことがわかります。3位にはカルガリー、8位にはトロントと、カナダの都市が3箇所もあるのはすごいですね。
 

都会的な雰囲気と程よい田舎感を楽しめるバンクーバー郊外

 

私が住んでいるのは、バンクーバー郊外と呼ばれる場所です。ハイライズと呼ばれる高層マンション(コンドミニアム)と、豊かな緑が混在した街。この写真は私が住んでいる場所ではありませんが、バンクーバー郊外らしい景色だと思います。広々とした公園と奥に並ぶハイライズ。適度に田舎で、適度に近代的。

 

街に緑が溢れていても、駅の周りなど便利な場所はこのようにたくさんの高層ビル、高層マンションが並んでいます。

 

そして、少し駅から離れると、こんな森が! 子供たちの遊び場になっています。

 

またほとんどの公園にはリスがたくさんいます。遠くまで行かなくとも近所で毎日見られるので、もう見慣れてしまった程です。

バンクーバーのどの街に住むかは渡航前にとても悩みましたが、バンクーバー郊外にして本当に良かったと思っています。日本では都心に住んでいたので、子供が外遊びできる場所がかなり限られており、ある程度大きな子供の遊び場は、児童館しかありませんでしたから。こちらは自然が溢れているし、子供が自由に遊べるバスケットコートや、野球のバットで素振りをしても怒られないくらいの広〜い公園があるので、伸び伸びと過ごしています。

バンクーバーの一番の大都市、ダウンタウンはとても賑やかな雰囲気

 
 

一方、バンクーバーのダウンタウンと呼ばれる中心地はかなり賑やかで華やか。ニューヨークっぽい都会感があるなぁと個人的には思いました。会社も集まっているし、買い物をするにも困りません。
若い人たちが単身でワーキングホリデーや留学をする場合などで、ルームシェアをして生活するなら、なんでもあるバンクーバーが刺激もあり楽しいかもしれません。でも、東京の繁華街に住むようなイメージに近いと思うので、親子留学の場合にはもう少し田舎で良さそうと思っています。

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