今月の5日から14日まで開催されていた釜山映画祭。今年の映画祭はコロナ禍を経て久々に海外プレスの参加も許された「完全な形」での開催! ということで、はるばる韓国までイケメンを取材しに行ってまいりました~!
 

●カン・ドンウォン

 

すらっとした長身と寂し気な切れ長の瞳で、日本でも熱狂的なファンが多いカン・ドンウォンは、『ベイビーブローカー』への出演で久々に釜山映画祭に登場。8日には上映劇場でGV(ゲストビジット:舞台挨拶とトーク)に、9日には自身のフィルモグラフィーを振り返るスペシャルトーク「アクターズハウス」で登壇しました。「アクターズハウス」って私の勘違いでなければここ数年の新しい企画じゃないかと思うんですが、こんな近くでカン・ドンウォンの姿を拝めるなんて!というイベントで、日本からもたくさんのファンが来ていた模様です!カン・ドンウォンはずーっと映画にこだわってきた俳優なんですが、司会者からは「ストリーミングのシリーズものに興味は?」なんて質問も。これに「映画はだいたい2時間くらいで、4時間とか5時間になると観客も大変ですよね。そうなるとシリーズじゃないですか。シナリオやシノプシスを見てシリーズに出ることも考えています。いい機会があって、一緒にできる人がいればやれるでしょう」と答えていたので、今後はドラマの世界でカン・ドンウォンに会えることもありそうな予感!!

 

●鈴木亮平

 

テレビやネット、ストリーミングチャンネルなどで放映されたアジアの優秀なコンテンツを対象にした「アジア・コンテンツ・アワード授賞式」に登場した鈴木亮平さんは、ドラマ『TOKYO MER~走る救急救命室~』で主演男優賞を授賞。ドラマでも見せていた鍛えあげた身体にタキシードがめっちゃ似合っていたのですが、それ以上に流ちょうな英語でのスピーチがすばらしく、国際的な舞台に立ってこんなにインテリジェントでソフィスティケイトな印象の日本人ってめったにいないんで、ほんとにものすごーくカッコよかったです。コロナ禍で奮闘する医療関係者にエールを送るという意味で作られたこのドラマ。式の後にちょっとだけいただいたコメントでは「このドラマはほんとにチーム戦だったので、みんなと一緒にもらった賞だと思っています。授賞が決まった時は、いろんなことを教えていただいたお医者さんや看護婦さんの顔も浮かびました」とのこと。私事で恐縮ですが、コメントもらった時の私はいろいろあって身も心もズタボロな状態だったんですが、何から何までジェントルな鈴木さんに、めちゃめちゃ癒やされました!!!
 

●チョン・ヘイン

 

「国民の年下男」の異名を獲得した『よくおごってくれるきれいなお姉さん』で全韓国をメロメロにし、さらにNetflixの大ヒット作『D.P. 脱走兵追跡官』では骨っぽい魅力も見せて、さらにファン層を拡大した俳優チョン・ヘイン。今回は12月からDisney+で配信されるアクションスリラーの主演ドラマ『コネクト』の出品と、MCを務める「アジア・コンテンツ・アワード授賞式」で釜山映画祭に登場。『コネクト』は実は日本の三池崇史監督による作品で、その注目度からか会見は会場がパンパンになるほど大盛況でした! 初めての日本の監督とのコラボレーションには「言葉の障害はありませんでした。ただ三池監督が時々行って下さる冗談が、通訳の方を通してしか理解できず、すぐに反応できなかったのが申し訳なかった」なんてマジメさに、そんなの(ワタシ的には)どうでもいいのよヘイン君! とキューンとしましたっ! 「チョン・ヘインさんは、自分がどう見えるかよりも作品を面白くすることを一番に考えてくれる俳優。すごく優しくて、彼がいると現場がほっとする」とあの三池監督もべた褒めなのでした!
 

●イム・シワン

 

アイドル出身で「こんなに可愛い男の子いるのか!」と思っていたら、号泣の大ヒット韓国ドラマ『ミセン ~未生~』ではさらに「アイドル出身なのにこんなに演技が上手いとか!?」と全韓ドラファンをうならせたイム・シワン。今回の釜山映画祭は主演男優賞にノミネートされた「アジア・コンテンツ・アワード授賞式」に登場。「ドラマの撮影がない時は、英語の勉強をしたり、どうしたらもっと演技が上手になるか考えてたりしていると。すごくキラキラしていて、僕も負けていられないなと思いました」とは、同じ賞にノミネートされて式場で隣に座っていた鈴木さんの言葉。ノミネート作品は、韓国でこの1月から放送された『トレーサー』。会計事務所の汚職専門家から、国税庁の職員になった型破りな主人公で、新たな顔を見せています! 日本配信が楽しみ!
 

【写真:サブカットも多数!】2022釜山映画祭に登場のカン・ドンウォン、鈴木亮平、チョン・ヘイン、イム・シワンの輝くドレスアップ姿を見る!
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取材・文・写真/渥美志保