1000年以上の歴史を誇る、ヨーロッパでもっとも古いデンマーク王室。君主のマルグレーテ女王は82歳。2022年1月に在位50年を迎え、ヨーロッパでの在位最長を誇っています。国民にも人気の高い王室ですが、今、次男のヨアキム王子一家が大スキャンダルを巻き起こしているのです。
マルグレーテ女王が、次男・ヨアキム王子の子どもたち4人から王子・王女の称号を剥奪!
個性的なメンバーがそろっているデンマーク王室に、このたび大激震が走りました。2022年9月28日、マルグレーテ女王が「2023年1月より、次男のヨアキム王子の子どもたち4人から『prins(王子)・prinsesse(王女)』の称号を剥奪する」と発表したのです。
いちばんの目的は、王室の縮小。またマルグレーテ女王としては、王位継承権下位の孫たちに「王子・王女」の称号に振り回されることなく、より自由な人生を歩んでほしいという希望もあったようです。世論調査によると、デンマーク国民の過半数が女王の決断を支持しています。
ところがこの決定にヨアキム王子は大激怒。母親のマルグレーテ女王と「戦争状態にある」と報じられています。ふたりは対面でも話し合ったのですが、物別れに終わった模様。マルグレーテ女王は「女王として下したこの決断は間違っていないが、息子、そして孫たちにショックを与えたことは申し訳なく思っている」と改めて声明を出しています。
そこへヨアキム王子の前妻、アレクサンドラ女伯が「なぜ子どもたちから称号を剥奪するのか、女王の決断は理解できない。はしごを外された気持ちだ」とマスコミにコメント。
でもなぜ、前妻がコメントするのでしょうか。なぜ前妻が出てくるの? そもそもヨアキム王子って何者? という問いに迫ります。
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