日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、大人になってからの友達問題にまつわるモヤモヤエピソードです。

 


あれ?いつの間にか友達が少なくなっている…


エピソードをお寄せくださったのは、中学一年生の息子さんを育てるミキさん(50歳・主婦)。

子供の中学受験が終わり、ほっと一息つけました。中高一貫校に入ることができたので、しばらくは安心。子供も早速部活に入り、毎日元気に通学しています。

受験期は夫、学校や塾の先生、同じ受験生をもつママ友と、ひっきりなしに情報交換していました。たくさんの人がサポートしてくれて、励ましあって乗り越えた充実した期間だったのですが、しばらくはああいった緊張感ある人間関係は勘弁って感じ。気軽に日々のあれこれのこと、趣味のことをおしゃべりしたい! でも気づいたら、私友達がいないんです。

働いていた頃は仲の良い同僚がいて、一緒にお茶したり旅行に行ったりしていました。しかし30代後半で授かり婚と同時に退職して以来、交友関係が極端に狭まっていたみたいです。

ママ友は何人かいますが、ちょっと年代が違うので子供の話以外だとイマイチ盛り上がらず。学生時代の友人たちはみんな遠方住まいで、いつの間にか疎遠に。私は地味なキャラクターだったので、いきなり連絡されても迷惑かなあなんて思ってしまいます。

また働きに出れば人間関係も広がるんでしょうか。でももう若くもないですし、社交的な性格でもない私が、どんな職場ならなじめるのか……。大人が友達を作るのって難しいんですね。これからどんどん子供は成長して親から離れていくのに、私は大丈夫なのか不安になってきました。

 


人間関係は畑仕事と同じ。繁忙期もあれば、閑散期もある


中学受験、お疲れ様でした。家族・先生たち・ママ友と協力しあって見事ゴールされたんですね。そういう家族の一大イベントが終わった後に、ふと「あれ、私の方は?」と自分の生活を見直したくなることがあるのかもしれないなと感じました。

何かに集中して頑張らなければならないとき、それ以外のこともバランスよくやるというのは現実的じゃないこともあると思います。

雑誌記事などを見ると、「仕事・子育て・自分磨きを両立させてきた」みたいなスーパーマンを見かけることもありますが、あれを目指すと寿命が縮まりそう。家族のケア・仕事・趣味・学び・友人との付き合い、今の自分にとって何が優先順位高いのか? をいつも考えるようにしないとパンクしてしまいますよね。

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【漫画】大人の「友達作り」は難しい?
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