【LESSON2】
ノーチークで血色を引き出すベースメイク


「顔が小さくてパーツが大きいため、ベースメイクが厚くなりすぎるとパーツが負けちゃう顔立ち」と砂辺さんの顔立ちを分析したイガリさん。
「それにチークポジションも少ないから、ベース後にチークを塗るよりも、下地で透明感を引き出して血色感を出したほうがよさそう」

 

これまでの連載を振り返ってみると、ベースメイクの際は、コントロールカラーやツヤ系下地、コンシーラー、シェーディング、ハイライトなど、顔のパーツごとに様々なベースアイテムを駆使することが多かったイガリさん。
ですが、今回チョイスしたベースアイテムは、ミニマムでカラーレス。

 


中央のフェイスカラーは砂辺さんの愛用品。そのほかは、色ではなく質感を引き立てるようなアイテムを採用。
左から;ハイライティングパウダー 5221 ¥4950/NARS JAPAN 、ローラメルシエ ブラッシュカラー インフュージョン(ローズグロウコレクション)/砂辺さん私物、スキンプロテクター カラーコントロール 001 SPF40・PA+++ ¥4180/アディクション ビューティ

なかでも意表をついたセレクトが、パープル下地。
血色感というと、ピンクやオレンジなどの暖色下地を選びがちですが、イガリさんが選んだのはパープル。色を重ねて血色を出すのではなく、透明感を高めて肌が持つ自然な血色を引き立てるというワケ!
メイク=塗る、重ねるという概念が覆されました。

ナーズのハイライトは頬骨をすくい上げるように馴染ませることで骨格を浮きたて、メリハリのある仕上がりに。


【LESSON3】
目ヂカラを強調させるフレームテクニック


仕上げとなるのが目周り。
「チークレスで仕上げて顔の中心部分をカラーレスにしているので、目元も下まぶたには手をつけず、ラインで目尻側に重心を持ってくるようにしました」とイガリさん。

アイホール全体に①のブラウンをなじませ、目のキワに②の赤茶をシャドウラインとして引く。黒目の外側から目尻を少しオーバーするようにリキッドラインを引く。マスカラは上下に。
(左から);フーミー ロング&カールマスカラ アイヴィーブラウン/イガリさん私物、Fujiko 足しパレ01 彫り深ウォーム/砂辺さん私物
メイベリン ハイパーシャープライナー/イガリさん私物

また、眉頭の上を足して左右の眉はじまりを真っ直ぐにするのもポイント。砂辺さんのように首元がすらっと長い人は、眉で顔の上部にフレーム感を作ることで、よりパーツがはっきりと際立つ効果が。

アイブロウブラシを肌に対して垂直に立てるようにすると、毛のない部分にも自然と色を足すことが可能に。
 

 FINISH! 
品の良さとみずみずしさが宿るメイクが完成!

 

次回は、砂辺さんの2ルック目をお届けします。お楽しみに!


【写真】意外とメイクが難しい…? 目が大きい&顔が小さい場合のアラフォーメイクのコツ。
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問い合わせ先/
SUQQU tel. 0120-090-022
NARS JAPAN tel. 0120-356-686
アディクション ビューティ tel. 0120-586-683
コスメデコルテ tel. 0120-763-325
vim BEAUTY tel. 050-3310-0299

ネックレス¥20900、イヤリング¥18700/アデルビジュー 他全て本人私物
問い合わせ先/
アデルビジュー tel. 03-6434-0486


撮影/古水良(モデル)、金栄珠(物)
ヘアメイク/イガリシノブ(ビュートリアム)
構成・文/畑中美香
 

 

 

前回記事「華やかだけどケバくならない!マットな目・眉・リップメイク」はこちら>>

 
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