今日ご紹介するのは、ハイライトとシェーディングの効果で、カラーレスでも立体感とツヤ感を纏い、肌をゴージャスに見せる「コントゥアリングメイク」。メイクで顔に立体感をつくるのって難しそう……というイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、これが意外と簡単なんです!

今回はそのコツを、メイクアップアーティストの水野未和子さんに伺いました。メリハリ感がなくなる40代、ぜひやり方を覚えてトライしてみてください!

ドレス ¥50600/ルーム エイト ブラック(オットデザイン) パールピアス ¥16000/ブリー レオン(ジャック・オブ・オール・トレーズプレスルーム)


第1回「【40代メイク】ホリデーメイクはさり気なくきらめきを仕込んで華やかにする「マット×ラメ」が正解!」>>

第2回「40代の色気を宿す赤リップは「マット質感」一択! 品格と洒落感を両立させて大人の魅力を引き出す【2022ホリデーメイク】」>>

 

光と影で骨格を彫り起こし、立体感を。
ブロンザーを使い、リッチな日やけ肌も演出。


今回のメイクテーマはコントゥアリングメイクですが、そもそも、コントゥアリングのメリットとは何なのでしょうか。

コントゥアとは『輪郭』のこと。つまり、コントゥアリングとは影と光の効果で輪郭や顔の凹凸を効果的に彫り起こす作業です。私は、この立体感を作る作業を、それぞれの人が持つ骨格の美しさをディファインする(=際立たせる)ものとして、普段のメイクでも大切にしています。しかもこのメイク法だと、顔にメリハリをつけることで、全体的に顔が引き締まって見えるという、ミモレ世代には嬉しい効果もあるんです」(水野さん)


――コントゥアリングメイクと聞くと、「使うアイテムが多そう」という声もよく聞かれます。

「コントゥアリングメイクでは、スポットライトのような光をのせる『ハイライター』と、シャープな影を作る『シェーディング』を使いますが、必ずしも特別なものを揃える必要はありません。シェーディングパウダーがなくても、影色のチークやブロンザーで代用できますし、ハイライターも、繊細なパールが入ったアイシャドウやマルチカラーなどで代わりがききます。

もちろん専用アイテムは、落ちにくかったり絶妙な色や輝きが計算されていたりして、美しい仕上がりが約束されているので、ぜひ使っていただきたいですが、初めて挑戦される方は、お手持ちのもので代用してみてもいいと思います。さらに今回はチークをメインに据えたメイクをご紹介するのですが、チークにもシェーディングにも、あえて同じブロンザーを使いました。日にやけたようなリッチな肌を作れるので、ホリデーシーズンにぴったりです!」(水野さん)

 
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