フリーのMC(司会業)として、東京と大阪を行き来していた千佳さん(当時30歳)。大手広告代理店に勤務する雅弘さん(当時42歳)から5年後に提出予定の記入済み婚姻届を受け取り、婚約状態で同居をスタートします。2人の生活は順調かに見えましたが、千佳さんの出張中、雅弘さんがリフォーム中の別宅に、女性を招き入れていることを知ってしまいました。
相手の女性をSNSで突き止め、「婚約者としての威嚇メッセージ」を送った千佳さんでしたが……?
後編では「結婚を約束した状態」の脆さ、そしてパートナーの不貞に感づいたときにどのような対処が有効かを検証します。
前編はこちら
深夜、彼の別宅に忍び込んでインターホンの履歴を盗撮した彼女。映っていた許しがたい秘密とは?>>
千佳さん(仮名)33歳、フリーランスのMC(イベントなどの司会業)・PR
雅弘さん(仮名)45歳、広告代理店勤務
浮気相手のSNSで、匂わせ投稿をチェック
「浮気相手と思しき女性からは、返信はありませんでした。私は彼女のインスタを逐一チェックして、匂わせ投稿がないか、彼の行った所や言葉と一致しないか、目を光らせる日々が始まりました」
小さく息をついてお茶に口をつけた千佳さん。その先は、思い出したくないシーンのようでした。小一時間お話をしただけでも日頃の千佳さんは快活で、さっぱりしたタイプなのが想像できます。浮気相手を牽制したり、ましてや直接対決したりするタイプとは思えません。しかしどうやら、この先は予想以上に険しい展開のようでした。
始まりは、反省した様子の雅弘さんからのある提案でした。
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