失敗や困難をさらっと話せる粋な人間になるには?


失敗して落ち込んだり、他人のぶしつけな態度に苛立ったり。人生は明るく前向きに生きた方がお得だと頭ではわかっていても、なかなかその通りにはいかないものですよね。

たまに底抜けにポジティブな人と出会うことがありますが、そんな人に限ってけっこう苦労していたりしませんか? 少なくとも筆者はその手の人と出会うことが多く、彼らは失敗や困難を何事もなかったかのように話すので、内容と態度とのギャップに思わず吹き出すこともしばしば。同時に、こんな風に生きられたらいいなという羨望も湧き上がってくるのですが、なかなかその境地にたどり着けず、じれったい思いをしています。

では、そのように粋に生きるにはどうしたらいいのでしょう? そのヒントをくれるのが、世界中の富豪が集まる国・モナコのパレスエリア(王宮前)で暮らす日本人女性・エミチカさんのエッセイ『結局、「手ぶらで生きる女」がうまくいく』です。

本書には彼女がモナコのセレブたちから学んだ発想や行動がまとめられていますが、決して別次元の話ではなく、われわれ一般人の心にも響く事例ばかりでとても参考になりました。さらに、モナコの人たちの想像のはるか上をいくポジティブさに大笑い。読むだけでも気持ちが上がること請け合いです。

今回は、エミチカさんが実践している前向きになる方法と、モナコの人たちの微笑ましいポジティブエピソードをご紹介します!

 


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「また会いたい」と思わせる人の共通点とは?モナコの大富豪が実践する魅力的な習慣>>

撮影/Lim Sungkyung(sungphotography)

著者プロフィール
エミチカさん:
女性経営者・起業家プロデューサー、美容家。EMICHIKA Co.Ltd代表取締役。三重県出身。モナコのパレスエリア(王宮前)で暮らす唯一の日本人。50歳のときに眼科医である最愛の夫が急逝し、2人の子どもを抱えながら2億円の負債を抱える。先が見えない絶望の中、51歳で専業主婦から経営者となり、美容ビジネスを立ち上げ、わずか5年で年商7億円企業に成長させる。しかし、その後大病を患い、生き方やビジネスの進め方の大転換を迫られる。その経験から、「古い価値観を手放して手ぶらになる生き方」にシフトし、本物の自由を手に入れる。2018年には、知り合いなし、コネなし、語学力なしの状態から、持ち前の行動力で次々とコネクションをつなぎ、「大富豪でなければ住めない」と言われ、世界中のセレブが集まる国・モナコで暮らし始める。また、「本物の幸せを見つければ人生は変わる」というアイデアをスピーチした海外TEDx は、2022年7月度の世界最高再生回数を記録(日本人女性初のランクイン)し、好評を博している。現在は、モナコのパレスエリアと日本を行き来しながら、自分の人生の価値を「最高グレードのダイヤモンド」級に輝かせる「フローレス メソッド」を提唱し、多くの女性たちのプロデュースを手がけている。