「モラハラ(=モラルハラスメント)」という言葉が広く知られるようになって数年経ちますが、不愉快な発言を繰り返す相手に対して「それってモラハラですよ」と堂々と指摘できる人はどれくらいいるでしょう?
身体的な暴力とは違って精神的な暴力は実体がないだけに、加害者はおろか被害者ですらモラハラを認識できず、そのまま関係をこじらせてしまうことも多いでしょう。ましてや、夫婦間のモラハラとなるとかなり難しいと思います。元々は信頼し合って一緒になった仲だけに、被害者のほうもモラハラじゃないと否定したい気持ちが働き、ついつい我慢してやり過ごしてしまうのではないでしょうか。
そのようなすれ違いの日々を過ごすうちに離婚危機に陥ってしまった夫婦の姿を描いたのが、『99%離婚 モラハラ夫は変わるのか』というコミックです。本書で注目したいのはモラハラの「加害者」の視点が盛り込まれていることで、モラハラを起こしてしまう根本的な原因やモラハラを自覚できない心理などがリアルに描かれていて、とても参考になりました。
そこで今回は、モラハラの加害者である夫が、自身のモラハラを自覚するまでの紆余曲折エピソードを本書から抜粋してご紹介したいと思います!
【漫画】『99%離婚 モラハラ夫は変わるのか』第1話を試し読み!
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ⒸTamako Ryu, Ei Nakagawa 2022 Printed in Japan
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