フランスでは1年中手に入る、人気野菜のチコリ。最近は友人から「子供の給食で出てきた」と聞いたほど、日本でも流通していると聞きました(私が日本にいた時はほぼ見たことなかったのに!)。冬が旬の野菜ですし、ぜひどんどん食べて欲しい〜と言うことで、チコリのブレゼ キャラメル オレンジ風味のレシピをご紹介します。

ブレゼとはフランス料理を代表する調理法のひとつ。最初に少し焼き色をつけたあと、少ない水分で蒸し煮にすることを言います。このブレゼ、「チコリ」「レシピ」と検索すると、ドーンと上位に入ってくるほど、フランスではチコリの定番調理方法なんです。一口にブレゼと言っても、ブイヨンで煮たり、蜂蜜レモン味にしたり、オーブンで蒸したりと様々な味や方法がありますが、今回はフライパンひとつで材料も少なく、それでいて、オレンジを効かせた「おっ」と驚く美味しさになるよう工夫しました。

チコリは苦味があるので、それが苦手という人も多いかと思います。我が家のオットの人も最初は「チコリ……あんまり好きじゃないんだけどなあ」なんて文句言ってたほど。ところがこちらを出してみたところ「予想を超えてきた! おしゃれな味で、美味しい!」と、すごく良い反応が返ってきました(笑)。そんな、我が家の子供舌な中年男子からもOKが出た味ですので、ぜひ苦手感を感じている方にも試してみて欲しいなと思っています。

ポイントとしては、最初にしっかりキャラメルバターを作ること。焦げないよう、下記の工程3、4ではまだ少し色が浅いところで写真を撮りましたが、工程5の写真で見えるぐらい、しっかりキャラメル色になるようにしてからチコリを加えて下さい。キャラメリゼすることで、チコリ自体の苦味があまり気にならなくなります。

それでも「とにかく苦味が苦手で〜!」という方は、まず、苦味の多い茎の部分をきっちりカットすること(工程2)。さらに、一度冷まして味をしっかり染み込ませるとより苦味が感じにくくなるので、熱々ではなく冷ましてからサーブするのもアリです。逆に「苦いの大好き!」という方は、工程2はスキップしてOK。もし無農薬のオレンジが手に入ったら、最後に皮を軽くすり下ろしてあげると、さらにオレンジの香る、おしゃれ〜に見える一品になりますよ♪

 


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チコリのブレゼ キャラメル オレンジ風味


 材料(二人分)

・チコリ 4個
・砂糖 小さじ3
・バター 2切れ(20g)
・オレンジジュース 100ml
・塩、胡椒 適宜

 作り方  

1 チコリは縦四つ割りにする。

 

2 芯の下側部分は、葉が外れないようにしつつ、斜めに切り取る。

 

3 フライパンを強中火にかけ、砂糖を加える。

4 しばらくして砂糖が溶けてきたら、中火に落とし、焦げ茶色になるまで木べらなどでかき混ぜ続ける。

 

5 4にバターを加え、全体がしっかり焦げ茶色になるまで混ぜる。
*焦げすぎないよう、色が強くなりすぎるかもと思った場合は、すぐ火からおろして下さい。

 

6 5にチコリを加え、 キャラメルバターソースが絡むよう軽く全体を炒める。

 

7 6にオレンジジュースを加え、時々チコリの表と裏を返しながら、蓋をせずにオレンジジュースが程よくなくなるまで、全体を煮詰める。

 

8 煮汁がとろりとするくらいに煮詰まったら、塩、胡椒をして味を整える。


「◯◯のレシピが知りたい」と言ったリクエストも、どしどしお待ちしております♪ 「作ったよ!」と言う方も、ぜひぜひお教えくださいね〜。
 

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