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40代になったら「美容オイル」は使うべき?植物性や動物性など、選び方のポイントも!

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植物性と動物性のオイルの違いについてわかったところで、ここからは、動物性オイルのなかでも特に多くの人に使われている3つの原料を使ったオイルについて見ていきましょう。


肌の回復力を促す「馬油」は
ゆらいだ肌を守り、しっかり保湿もしてくれる

顔、髪、頭皮、爪、ボディなど全身の保湿に使える。ソンバーユ 液状特製 55mL ¥2200/薬師堂

古くから馬油は、民間薬としてケガや火傷の手当てに使われてきました。人が持つ脂質と成分が近いため、現代でも「肌なじみがよく保水力にも優れている」と、多くの人にスキンケアアイテムとして愛用されています。

「馬油」といえば、バーム状のものを思い浮かべる方も多いと思いますが、液状タイプは自然分離した上澄みの液状部分だけを取り出して精製されたもの。バームに比べて角質層への浸透性に優れ、ベタつきも少ないので、これからの季節のスキンケアにも最適です!

 

水分と油分を理想のバランスに導く
「サメ肝油」由来のスクワランで、健やかな肌に!

純度99.9%、スクワラン100%の美容オイル。精製に精製を重ねているため無色無臭。サラッとした感触で肌を柔軟にし、肌のリズムを整える。高品位「スクワラン」30mL ¥2750/ハーバー研究所

そもそも、スクワランとはなんでしょうか。コスメの成分表示でも、よく「(動物性)スクワラン」「植物性スクワラン」の両方を見かけますよね。

森田さんにうかがったところ、「スクワランは、サメ肝油にも含まれるスクワレンという炭素からできた保湿成分に水素を加えて安定化させたもの。人は炭素と水素・酸素からできていますが、動物や植物も同じなので、動物からも植物からも作ることができます」とのこと。

どうりで、植物性スクワランっていう表記も、最近よく見かけるんですね。ちなみにHABAにも、植物由来100%の『高品位「スクワランII」』があるんですよ。どちらも保湿力に優れ、顔だけでなく全身に使えると好評です。
 

「エミューオイル」は良質な脂肪酸が豊富で
日やけ後のダメージケアにも最適!

人の皮脂と成分が近いためなじみやすく、保湿に最適。美容オイルのほか、ハンド&ネイルケア、マッサージ、ストレッチマークケアに。ロングビューファームス エミューオイル 29mL ¥3080/横浜油脂工業

エミューは、オーストラリア原産の、ダチョウに似た飛べない鳥。エミューオイルはエミューの脂肪からできた天然のオイルで、4万年以上前からアボリジニの方々に薬として使用されてきたそう。

肌にいいα-リノレン酸や、リノール酸、オレイン酸のほか、ビタミンEなども豊富に含まれているので、使い続けることで健康な肌へと導いてくれます。日やけ後の乾燥ダメージケアにもぴったり! 毎日のケアにぜひ取り入れてみてください。
 

動物性オイルは
人の皮脂バランスに近いのがポイント


動物性オイルは人の皮脂バランスと近いので、肌の治癒をサポートしてくれたり、水分と油分のバランスを整えたりしてくれます。
そうすると、肌そのものが強くなるので、より健やかで美しい肌を保てるんですね。

もうひとつ、写真を見ると、どの商品もコンパクトサイズなのがお分かりいただけると思います。
動物性オイルは植物性オイルに比べて「酸化しやすい」という特徴も持っていて、各社さまざまな技術で酸化しにくいように作られてはいるのですが、なるべく早く使い切ることも大切です。

ぜひ、以上を参考にして、オイルを選んでみてくださいね。
 

今回は動物性オイルを3つご紹介しましたが、次回からは植物性のオイルの選び方について詳しくご紹介します!
 

オイルの効果的な使い方とおすすめコスメ
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<お問い合わせ先>
薬師堂 tel. 0120-182-114
ハーバー研究所 tel. 0120-82-8080
横浜油脂工業 tel. 0120-951-247


撮影/伊藤泰寛
スタイリング/高橋尚美
構成・文/中田絢子
編集/國見 香
 

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