「資生堂パーラー」では銀座本店限定品をねらって

(左)パルミエ¥1728、金平糖 ピンク(女の子)¥648

「パルミエ」の中にはハート型のパイが入っており、軽やかながらしっかりとバターの風味が感じられる味わい。絶品。

「カフェーパウリスタ」からほど近い場所にある「資生堂パーラー」銀座本店。こちらも100年超えの老舗名店です。森鴎外や太宰治、美食家として知られた池波正太郎も愛した名店……それだけに「銀座本店で売っているお菓子なんか高くて買えない!」と思っている方も多いのですが、実は1000円以下、1000円台で買える“缶入りお菓子”もあるんです。

 

「資生堂パーラー」というブランド力と1000円以下、1000円台というお値段。ギフトに迷ったときはぜひこちらを。

ハート型のかわいらしいパイ菓子が入った「パルミエ」は1728円、手のひらサイズの丸缶に入った金平糖はなんと648円! どちらも銀座本店でしか買えないので、行ったら必ずチェックしていただきたい商品。今回、金平糖は女の子を選びましたが、男の子と子猫バージョンもあります。

どちらも「資生堂」の企業文化誌「花椿」のアートディレクションを45年に渡り手がけた日本を代表するグラフィックデザイナーである仲條正義(なかじょうまさよし)氏がデザインした缶なのですが、本当に素敵!

 

日本独自の美を感じるクッキー缶

おもてなしクッキー(小)¥2160

“珈琲にぴったり合うものを”をテーマに作られたクッキー。軽い食感のビスキュイや和三盆クリームを使ったココアクッキーサンドなど個性豊かな味が入っています。

銀座5丁目、隠れ家的な場所にある「神乃珈琲」。「ドトールコーヒー」系列の“日本で最高位のカフェを目指すことをコンセプトにしたスペシャルティーコーヒー専門店”です。表通りから1本入る場所にあるせいか、非常に落ち着いた店内で居心地が良く、最近は銀座で打ち合わせをするときや、ひと休みするときはいつもここを使っています。

その「神乃珈琲」でお持ち帰りにおすすめなのが、クッキー缶。缶ぶたには画家である福田美蘭氏の「見返り美人鏡面群像図」が描かれており、中のクッキーも他にはない雅さ。自分へのご褒美買いとしてはもちろん、“ハレの日”の手土産としてもおすすめです。なかなかここまで中も外も独創的な美しさを持ったクッキー缶というのはないので、銀座に来た際はぜひ入手してみてください。

名店・老舗がそろう銀座。「銀座ウエスト」のケーキや「空也」のもなかなど有名なものを数え上げたらキリがありません。ですので今回はあえてまだあまり知られていないであろうものをピックアップしてみました。銀座に行った際には、ぜひ一緒に連れて帰ってみてください。


構成/佐野倫子
 


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