こんにちは、お菓子缶研究家の中田ぷうです。お菓子缶に魅せられ45年。今ではひと部屋丸ごと“缶だらけ”というオタクぶりで(笑)、1000個近いお菓子缶を所有しています。10月20日にはお菓子缶の専門書『素晴らしきお菓子缶の世界』も刊行。第二次お菓子缶ブーム真っ只中の今、注目すべきお菓子缶を紹介していきます。

 


クラシカルな美しさがたまらない“フルーツケーキ缶”

「ミセスエリザベスマフィン」缶入りフルーツケーキ(左:通常缶、右:クリスマス缶)各¥3150(税込み)

1989年にオープンしたマフィン専門店「ミセスエリザベスマフィン」。当時、さまざまな商業施設や羽田空港にあり、利用した覚えがある方もいらっしゃると思います。このクラシカルな缶は、その「ミセスエリザベスマフィン」のもの。90年代後半から販売していますが、当時から缶のデザインが変わっていません。まさに“本物のクラシカル”。当時、店の包装紙をデザインした会社がアメリカのお菓子本などからインスピレーションを得て、この“古き良きアメリカ”を思わせるデザインの缶が出来上がったといいます。

 

中にはマフィンやクッキーなどではなく、洋酒に漬けた4種類のフルーツ(レーズン、さくらんぼ砂糖漬、オレンジピール糖漬、レモンピール糖漬)とペカンナッツを使用した、これまたクラシカルなフルールケーキ。はじめて購入したとき、私と母などあまりの懐かしさに「わあ!」と歓声を上げてしまったほど(笑)。
尚、通常缶は通年買えますが、クリスマス缶は12月25日までの販売ですので、欲しい方はお早目に。