雑誌『栗原はるみ』最新号の特集『人生を決めた料理』には、これまで栗原さんが繰り返し作ってきた、人気のお菓子のレシピが多く掲載されています。
今回は、栗原さんの“母の味”ともいえる素朴なドーナツや、ザクザクとした食感が楽しく、よくプレゼントしているという塩クッキーのレシピを紹介します。

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雑誌『栗原はるみ』最新号の注目は、「人生を決めた料理」&「私が好きなもの77」。他にも鎌倉旅の特集、野菜を食べたいときにぴったりな、「サラダとドレッシング」のレシピをまとめた別冊付録など、盛りだくさんです。
 

母ドーナツ

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甘さ控えめの母のドーナツは、結婚した後に教えてもらったレシピ。
サクッと軽い口当たりで、大人も子どもも好きな、素朴で食べ飽きない味です。


●材料(直径7㎝のリング型と直径3㎝のボール型各10個分)

バター(無塩)…40g
卵…2個
上白糖…80g
牛乳…カップ¼
薄力粉…250g
ベーキングパウダー…小さじ2
上白糖(仕上げ用)…適量
揚げ油…適量

●作り方

1 バターは小さい耐熱容器に入れてふわっとラップをし、電子レンジ600Wで30~40秒加熱し、溶かしバターにする。

2 ボウルに卵を割り、泡立て器で溶きほぐして上白糖を加えて混ぜる。

3 2に牛乳と1を加え、さらによく混ぜる。

4 薄力粉とベーキングパウダーを合わせて3のボウルにふるい入れ、ゴムべらで粉けがなくなるまでさっくりと混ぜる。

5 打ち粉(分量外)をふったクッキングシートの上に4の生地をのせ、1.5㎝厚さにのばして上からも打ち粉をふって、ふわっとラップをかける。冷蔵庫に2時間以上入れて生地をねかせる。

6 抜き型に1回ごとに粉をつけながら5をリング型に抜く。生地がやわらかいので、ていねいに扱う。

7 揚げ油を170~180℃に熱し、6を入れる。リング型の穴が縮まないように菜ばしを穴の中に入れて、軽く回しながら揚げる。こんがりと色づいたら返し、全体で2分~2分30秒揚げて中まで火を通す。小さいものから先に取り出す。

8 揚げたての熱いうちに砂糖をたっぷりとまぶす。

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揚げているときに生地が膨らむので、穴に菜ばしを入れ、くるくると回しながら揚げます。中央の抜いた生地も一緒に揚げて。揚げたら油をきって、すぐ砂糖をまぶすこと。そうしないと砂糖がくっつきません。シナモンパウダーやチョコレートをかけても。


塩クッキー

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バターが香るザクザクとした食感の生地に、塩のアクセントがきいた甘じょっぱいクッキー。食べるのも作るのも好きで、友達や孫にも瓶に詰めてプレゼント。
これも10年前から何度も試作を重ねて、極めたいと思いながら作り続けているクッキーです。こだわった味が皆さんに伝わったらうれしいです。


●材料(直径3.5㎝の花型25~30枚分)

バター(無塩)…100g
グラニュー糖…80g
卵黄…1個分
薄力粉…180g
ベーキングパウダー…小さじ¼
粗塩…適量

●準備

・バターは薄切りにしてボウルに入れ、
 室温でやわらかくしておく。
・天パンにクッキングシートを敷く。

●作り方

1 バターは泡立て器でよく練り、グラニュー糖を加えて白っぽくなるまでよくすり混ぜる。

2 卵黄は溶いて½ 個分を1に加え、さらに混ぜる。

3 2に薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい入れ、ゴムべらでさっくりと切るように混ぜる。ラップまたはクッキングシートに取り出し、その上にラップをかけてめん棒で1㎝厚さにのばす。冷蔵庫に入れ、1時間以上ねかせる。

4 オーブンは220℃に予熱する。

5 ラップを外して型で抜き、天パンに間隔をあけて並べる。残った生地もまとめてのばし、同様にする。表面に残りの卵黄をはけで塗り、粗塩をひとつまみずつふる。

6 220℃のオーブンで3~5分焼き、180~200℃に温度を下げ、さらに5~10分焼く。焼き色がついても生地がやわらかい場合は、さらに130~140℃に温度を下げて3~5分焼く。焼き上がったら網にのせて冷ます。

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塩とクッキー生地の味のバランスを考えると、大きさは直径3~4㎝と小さめにし、そのぶん少し厚みを出すほうがおいしいです。

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つやを出すため、卵黄をていねいにぽってり塗ります。

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塩をしっかりちらしてオーブンへ。型抜きから焼くまでに時間がかかると生地がだれてしまうので手早く。


好評発売中の雑誌『栗原はるみ』7号には、ほかにも栗原さんの人生に寄り添うお菓子のベストレシピが掲載されています。
いつもより時間のある休日、お菓子作りをしてみるのはいかがですか?

構成/『栗原はるみ』編集部  

 

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ささやかでも自分の好きなものに囲まれた生活は、それだけで明るく、幸せな気持ちになる。
今年3月に77歳になった栗原はるみが、改めて向かい合ったのは、「私が好きなもの77」。 
そしてメイン特集は「人生を決めた料理」。2万以上あるレシピのなかから選び抜いた、
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別冊付録はたっぷり野菜を食べたいときにぴったりな、「サラダとドレッシング」のレシピをまとめました。他にも鎌倉旅の特集など、盛りだくさんです。


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これまでも、そしてこれからもずっと作り続けたい、
料理家として大切に作ってきた料理、自分が大好きな料理、
家族との思い出のある料理。厳選して63レシピ紹介します。

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・私が好きなレシピ、ベスト3 
・変わらず好きなのは、根菜
・たくさん食べてもらいたくて、いつもの料理で人を呼ぶ
・揚げ物を食べると、元気が出る
・簡単に、焼きたてのパンを食べたくて
・母から引き継いだ味、夫との思い出の味
・相手を思って作る、とっておきのお菓子
・いつも、冷蔵庫にあるもの
・めんどうなことが、おいしくなる
・暑いときも寒いときも、いつもあんかけ
・ないと心配になる、鶏肉、えび、そして豆腐
 

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旅特集『鎌倉へ、小旅行。』

都心から日帰りでも充分に楽しめる鎌倉旅。
名店から地元の人が通う店まで、栗原はるみが見つけたお気に入りの場所とは。

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