「不機嫌」な気持ちになるだけで、十分いやがらせになる

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近くに「不機嫌」な人がいたら皆さんはどんな気持ちになりますか? おそらく平穏な気持ちを保てるのは少数で、大半の人はネガティブなオーラに引っ張られて居心地の悪さを感じてしまうのではないでしょうか。でもよくよく考えると、自分に非はないのに不快な気持ちになるのはとても理不尽なこと。できれば相手にひとこと注意したいですよね。

実は、脳波の研究を通して、「不機嫌」であることが直接関係のない周囲の人にも悪影響を及ぼすことが明らかになっています。実際に注意するかどうかは別にして、その話を聞くとスッキリする人も多いのではないでしょうか。このような「不機嫌」にまつわる驚くべき事実を伝えているのが『フキハラの正体』という書籍です。

 

タイトルにもなっている「フキハラ」とは「不機嫌ハラスメント」の略で、本書では科学的根拠を用いて不機嫌でいることが十分いやがらせになることを証明しています。詳細は割愛しますが、本書によると不快にさせてしまうメカニズムは以下のようなものだとか。

●人間の感情は「脳波」として体の外に漏れ出ている
●人間は他人の「脳波」をキャッチする能力を持っている可能性がある
●緊張状態(ストレス)を示す脳波はリラックス時の脳波に比べて周波数が高いため、ネガティブな感情ほど他人に伝わりやすい

では、被害者側/加害者側を問わず「フキハラ」の当事者になったらどうすればいいのでしょう? 本書からその対処法を抜粋いたします!

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