こんにちは。ライターの小澤サチエです。普段mi-molletでは、韓国芸能や韓国ドラマに関する記事を執筆させていただいていますが、そんな私が、今回まったく異なる趣旨の連載をお届けすることになりました。

2022年12月、ふらりと行った婦人科で「子宮頸がん」であることがわかりました。

子宮頸がんは30代後半〜40代での発症が非常に多いと言われています。迷いもありましたが、私の体験記を残そうと思います。


全てのはじまりは、不正出血だった。


最初の異変に気づいたのは、2022年夏ごろ。

それまでなかった不正出血が見られるようになったのと、おりものが前より少し増加したような気がしていました。

 

でも不正出血は、ちょうど生理と生理のあいだに少し見られる程度。だから排卵出血だろうと言い聞かせ、あまり気にしないようにしていたのです。

現在41歳。それまで排卵出血があったことはほとんどありませんでしたが、その頃身体に起こるあらゆる小さな変化を、私は「40代になってホルモンバランスが乱れたせい」という言葉で片づけてしまっていました。

アラフォー女性の方なら、きっとわかってくれると思います。40手前くらいから、生理の周期とか、経血量とか、からだがゆっくりと次のステージに向けた準備を始めているのを少しずつ感じるようになりました。そして、そこから目を背けたいと思っている自分もいました。生理がいつか終わってしまうのが怖かったからです。

 

だから不正出血やおりものの増加に気づいたときも、なんでもないことのようにやり過ごしてしまいました。

「アラフォーだから」「ホルモンバランスのせい」。すべてのからだの変化をそんな一言で片付けてしまっていたのが、今思えば大きな落とし穴でした。もしあの時、不正出血に気づいたあの夏のうちに、婦人科に駆け込んでいたなら? 今とは違う未来が待っていたのかな。そう思うことが今でも時々あります。

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「嘘でしょ、私が…」子宮頸がん発覚までの予兆とは?
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