料理のちょっとした「コツ」、こだわりの別冊付録
ーー切り方ひとつ、そしてちょっとしたことを意識するだけで、食べ物の味や食感がこんなに変わるんだ、と驚きました。
「きんぴらごぼう」をおいしくするコツは、まだありますよ。
買ってきたばかりの旬のごぼうなのか、そうでないかによって水分量も変わりますから、調味料も、自分が使う食材に合わせるのも大切です。
炒めた後は少し火を止めて、ごぼうが調味料を吸ってくれるのを待ってみて。
また、今回はせん切りのレシピを紹介しましたが、ささがきや乱切りと、味は変えずに切り方を変えてみても面白いかもしれません。
ーー撮影中は、お料理をしている栗原さんの前にスタッフが並んで、「今さら聞けないこと」をたくさんうかがいました。今さら聞くのが恥ずかしい質問も、とことんさせていただきました。うるさい生徒だったと思います(笑)。
質問することは、全く恥ずかしくないですよ。おかげで、私が料理を作るときに ”大切にしているコツ” を、わかりやすく雑誌にまとめることができました。
ーー別冊『楽しい、常備菜。』も、おもてなしやお弁当にもぴったりの絶品レシピばかりです!
常備菜はどうしても、作り置きのイメージがありますよね。
でも、常備菜って、実は便利なもの、というよりは楽しいものだ、ということをお伝えしたかったんです。立派なおもてなし料理にもなるし、お弁当のおかずにもぴったり。
だから、別冊の表紙の色も、明るい黄色を提案したんです。
ーー掲載されている常備菜のお弁当、試食させていただきましたが、本当においしかったです。どれももちろん抜群の味なのですが、「なめたけ」のレシピはそのおいしさにびっくり。
ビンで売っているものを購入していましたが、こんなに簡単ならこれからは作ろう、と思いました。
これはね、息子が大好きなの。作るのもすごく簡単です。濃さも、甘さも、市販のものと違って自分の好きに調節できます。私はお茶漬けにして、わさびと食べるのが好きです。
ーー「しらたきの薄味煮」を「鴨南蛮風しらたきそば」にアレンジしたレシピも新鮮でした!
「鴨南蛮風しらたきそば」は、玲児さんが好きだったアレンジなんです。
麺の代わりに白滝を入れるのだけど、うどんやおそばよりも軽く食べられます。
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