焼きそばや肉じゃがも！料理家・栗原はるみが教える「意外と知らない、料理がおいしくなるコツ」

編集部目線で、日々の料理がおいしくなるポイントをピックアップ

ーーあと個人的には、中華の「焼きそば」のコツで、仕上がりの差を実感しました。麺をカリッと焼きつけると、味が違いますね。

どこでも手に入る、市販の蒸し麺でいいんです。
最初にほぐして空気を入れると、倍のボリュームになる。それを大きな鍋に入れて、弱火でじわじわ、下をカリカリに焼きつけると、美味しさが別物になるんです。

ーー「えびのチリソース」にしても、ソースを全部からめ過ぎない、なじませ過ぎないというコツは意外でした。均一に絡めるもの、それがよい、と思い込んでいたんです。

ムラがあったほうが、えびの食感が残っておいしい。
このソースもすごく好きな味で、他の料理にも使いたいから、いつも多めに作っています。ごはんにかけたり、ねぎクレープよ一緒に食べたり。焼きそばに絡めてもおいしいですよ。

ーー今回は、本当にたくさんのコツをおうかがいして誌面で紹介していますが、栗原さんの手元を確認できる動画ふろくもご用意したんです。

前回は、ラジオ付録でしたよね。雑誌『栗原はるみ』では、色々な、他ではやっていないような企画をあれこれ試しています。
有料会員サービス「はるみノート」会員の皆さんの質問にお答えする、という企画もやってみたいですね。今年は直接お会いしたいな、と思っています。

ーーそうですね！　秋頃を目安に、栗原さんと皆さんが直接交流できる企画をお届けできたらいいなと思っています。
既にたくさんの方が、最新号を手に取ってくださって、感想をお寄せくださいました。「トマトすき焼き」のレシピが嬉しかったです、という声も。

「自分のために、ひとりごはん。」のレシピですね。私は牛肉とトマトが大好きなので、大好きなものを組み合わせたんです。
一人だからこそ少し贅沢なお肉を使ってみました。すき焼きに使った14cmのスキレットのお鍋、一つあると便利ですよ。

ーー初心者にオススメのレシピは？　という質問もありました。

最新号にのせたレシピは、基本的に和・洋・中、どのジャンルも定番のレシピを紹介しています。
初心者の方には、肉じゃがもおすすめ。肉は切り落としでもいいので少し上等なものを使って、玉ねぎを大きめのくし切りにしてみてください。

ーー今回は、新生活へ向けてのよいタイミングですので、ぜひこれから料理を始める方、料理がうまくなりたい方に読んでいただきたいです。一人暮らしを始める娘さんに送ってくださった方もいるんですよ。

それは嬉しいです。今回の雑誌のレシピ通りに作ると、気がついたら料理上手になれる、そんな内容を目指しました。
別冊ふろくには、ご家庭のレシピを書き込むスペースもありますから、ぜひ活用してください。この雑誌のレシピをきっかけに、おうちに招かれるより招く人になってみて。
皆さん、楽しい毎日を過ごしてくださいね。
 

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