こんにちは、ブランディングディレクター行方ひさこです。

愛情の再確認シリーズ第二弾! 今回は、酒器と茶器をご紹介させていただきます。

 

部屋の写真を公開してからというもの、ミニマリストなの? とよく聞かれるのですが、全くそんなことはなくて。見せる収納があまり得意ではなく、できるだけ決めた所に片付けるようにしているだけのことなのです。

今の家に引っ越してから1年半くらい経ちました。前回の部屋より面積は広くなったのですが、収納は狭くなったようで、色々入り切らず。とはいえ、見せておくものは花器やアートピースだけにしておきたい。というわけで、溢れてしまったものたちは表に出てはいますが、日々場所を変えたり入れ替えたり、重ねたりと日々工夫をして、なんとか収めるように努めています。

 

酒器たち。最近では、家で日本酒をいただくことがほとんどなくなってしまったのですが、夜な夜な楽しむ時期もあったので集まって来た可愛い子たちです。

小鉢として梅干しや昆布を入れたり、大きいものはおひたしを盛ったりするのに使ったりしているので、お酒を飲まない日々が続いても活躍してくれています。片口はお茶を入れる時にも。とっくりは、見る専門になっちゃってますけどね。

 

手前のこの子は、2月末に秋田に行った際に寄らせていただいた陶芸家 田村一さんのもの。

田村さんは、早稲田大学大学院修了後、東京で作家活動を開始し、2002年に栃木県・益子町に拠点を移します。11年より地元・秋田県で作陶に励みながら個展やグループ展で作品を発表しています。天草陶土の可塑性を生かし、ふっくらと丸みを帯びたシルエットや流れるような有機的なフォルムをろくろで生み出すのも、田村さんの作風の特徴です。

こちらの酒器はHITOE(単)というシリーズ。1つとして同じ表情のものはないそうで、蕾のようでも花のようでもあり、可愛らしいですよね。

 

田村さんとはアトリエにお伺いする前日の夜、秋田に行ったら必ずここはマスト! と言われているスナック「サイドバック」でご一緒しました。

オーナーの満獣院マグナム子さんは、ビジュアルだけ拝見していたので、騒がしいキャラを想像していたら、しっぽりお話しができる方で本当に居心地がよく、楽しい夜を過ごしました。皆様も、秋田に行く際にはぜひ! この写真がすごく気に入っているので載せておきます(笑)。

 

酒器たちは、岡晋吾さんの八角皿の上に行儀よく並べてしまっています。岡さんの上なんて、なんと贅沢な! と思いつつ、しっくり来てしまっているので、やむを得ず、ここ最近はこんなかんじで並べて乗せて食器棚へ。

 
 

お茶やコーヒーを飲むときに活躍してくれる湯呑み的な子たちは、丸盆にまとめて。

こちらも少しずつ集めてきた、それぞれに思い出がある子たちばかりです。お誕生日にいただいたり、友達のお母様から引き継いだり、個展で購入したりと、様々な場所から行方家へとやって来ました。右下の黒い子は、唐津の矢野直人さんのもの。これはひょっとして向付かもしれないけど、お茶を飲む時にも使うのでこちらのチームにいれています。

 

そしてこちらは、伊万里で作陶している馬場光二郎さん(文祥窯)の作品「左馬の湯呑み」。これが本当に使い勝手が良くて、なんだかんだ毎回手に取ります。

背景を馬が駆ける草原に見立て、斜めのラインは草原の追い風を表現しているそう。「皆様を後ろから突風のようにドーピングのように推す精神で、追い風参考記録でも良いじゃない! 人生ヨーイドンなんて無いんだからもうアンタが大将アナタが1番って言う縁起物です。ありがたい事にいつも私の事を推してくださる皆様への感謝の気持ちを表していますのでどうぞ貰ってやって下さい。」とSNSに説明文がありますが、これ、なんと初窯を記念した50個限定のノベルティなんです!

彼は、材料である石を探しに自ら山に入るほどのこだわりの強い作家です。彼の作品はいくつも愛用しているので、また次の機会にでもしっかりご紹介させてください。

 
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