筆者は大学進学と共に実家を出た18歳の時から、シェアハウスを転々とし、その数は10を優に超えます。そして2年半前から人生初の一人暮らしを始めましたが、シェアハウスとの様々な違いを感じています。

シェアハウスというと、こんな写真のようになんだかキラキラしたイメージを浮かべる人も多いかもしれませんが、実は……!?

もしかすると、4月から新生活を始めたものの「やはり一人暮らしは心細いかも」と感じ、それなら「シェアハウスはどうか?」と検討している方もいらっしゃるかもしれません。ただ、タイプによっても実情が大きく異なるシェアハウスは、なかなか比較検討しづらいのも事実。そこで今回は、シェアハウス玄人の筆者が正直に思うシェアハウスのメリット、デメリットをご紹介したいと思います。

 

シェアハウスには「どんなタイプ」がある?


まず、シェアハウスにどんなタイプがあるのか。これは大きく2つに分けられると思います。

①ドミトリー型/個室型

シェアハウスといっても、実は様々なタイプがあります。まず【ドミトリー型】か【個室型】かは、選ぶ上で大きなポイントです。

【ドミトリー型】は、一部屋のなかに二段ベッドがあったり、雑魚寝スタイルだったりというタイプです。家賃は安くなりますが、プライベートな空間はほぼなくなります。誰とでもどこでも寝られる、というタイプの人はいいかもしれません(ってそんな人がいるのかは謎ですが……)。

【個室型】は、共有スペースのほかに、個人の部屋がついているタイプ。筆者が住んだことのある個室型のシェアハウスでは部屋に“ミニ冷蔵庫”があり、部屋には鍵付き。洗濯機やキッチン、お風呂やトイレは共有という形でした。もちろん一人暮らしに比べれば他人と共有する場所もあるのでプライバシーは守られないですが、それでも鍵付きの個室があれば一人になれる空間は確保されています。

②コミュニケーションあり/なし問題

もう一つ、住人同士のコミュニケーションがあるかどうかも、シェアハウス選びには重要なポイントです。シェアハウスと聞くと、住人同士で仲良く、たまにパーティもしてキラキラ! というイメージもあるかと思いますが、実際はコミュニケーションゼロ、というところも多いです。

コミュニケーションがあるほうがいいかといえばそうともいえず、人とのコミュニケーションがあるともちろんトラブルもつきものです。当然、性格が合わない人だっていますから、コミュニケーションゼロのほうが気が楽、と感じる人もいると思います。

このあたりが気になる人は、住人会議が定期的にあったり、交流を謳っているかをチェックしてみてください。また、シェアハウスにもよりますが、住人以外は立ち入り禁止、宿泊のみ禁止というところもあります。