時代の潮目を迎えた今、自分ごととして考えたい社会問題について小島慶子さんが取り上げます。
性的マイノリティは、身近な存在ですか。あなた自身がそうかもしれませんね。自分の生活圏にはいないなーと思った人も、左利きの人に会ったことはあるでしょう。性的マイノリティの人は、左利きの人と同じくらいの割合でこの社会に存在します。いないなーと思っても、それはあなたが気づいていないだけで、すでに共に暮らしているのです。
4月の22・23日に東京の代々木公園で行われた東京レインボープライド。NPOが主催する、多様な性と生を祝福し社会を変えようと謳う祭典です。掲げるミッションは3つ。「可視化(多様な性への理解促進)、場づくり(LGBTQコミュニティをつなげる)、課題の解消(差別をなくす)」 。今年は総動員数24万人と大盛況で、23日に行われたパレードにはおよそ1万人が参加したそうです。
私も代々木公園の会場に行き、出展団体のブースを見て回りました。NPO、自治体、大学、企業、外国の大使館などのさまざまな団体が参加しており、野外ステージではライブ公演。会場は賑やかで活気に溢れていました。
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