「鳥肌が立つ」の正しい意味は?
寒さや恐怖・興奮などの強い刺激によって、鳥肌が生ずる。総毛立つ。肌に粟を生ずる。
(広辞苑 第七版/岩波書店 より引用)
急に寒い空気に触れたり恐怖に襲われたりして、皮膚が反射的に収縮し、毛穴がきわ立ってぶつぶつして見える。
(新明解国語辞典 第八版/三省堂 より引用)
「鳥肌が立つ」は本来、寒いときや恐怖を感じたときに使う言葉です。ですが、近年以下のように新たな意味でも使われるようになりました。辞書を見てみましょう。
近年、感動した場面にも用いる。
(広辞苑 第七版/岩波書店 より引用)
慣用句「鳥肌が立つ」は、本来の寒さや恐ろしさでぞっとする意から転じて、「負けたと思っていた味方チームが九回裏に逆転満塁ホームランを打ったのを見て鳥肌が立った」などとひどく感激する意に用いることがある。
(新明解国語辞典 第八版/三省堂 より引用)
つまり、現在は「怖いとき」も「感動したとき」もどちらの場合でも使っていいのです。
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