「アラフィフの壁」を無理なく、軽やかに越え続ける漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんが、自らのアンテナに引っかかった事象を紐解く連載です。スニーカーに苦手意識を持つなめ子さんが、本連載ファッションご意見番のスタイリスト室井由美子さんに、初心者でもチャレンジしやすい「シンデレラスニーカー」を提案していただきます。第3弾はミモレ世代だからこそ履きこなせる、ハイブランドスニーカーをチェックします!

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ミモレ世代だからこそ、ちょいラグジュアリーなスニーカーに挑戦を


気付けば、どのハイブランドでもスニーカーを出している昨今。

「昔はスニーカーよりパンプスが主流でしたが、今はスニーカーをおしゃれに履くとかっこいい、という風に変わりましたね。リラクシーでもラグジュアリー、みたいな」

と、スタイリストの室井由美子さんはおっしゃいます。「ミモレ世代だからこそ、ちょいラグジュアリーなスニーカーにも挑戦してみては?」という室井さんのご提案を受けて、ハイブランドのスニーカーについておすすめを伺いました。今回は、着用せずに高級スニーカーの写真を拝見させていただきました。

 

室井由美子さん
mi-molletでもおなじみの人気スタイリスト。1977年生まれ、身長155㎝。シンプルで、ほんのりモードが漂うリュクスなアイテム選びとスタイリングに定評がある。
インスタグラム: @yumikomuroi
YouTube:「ムロリンchannel」

 

スポーティ過ぎるのが苦手な方におすすめ「セルジオ ロッシ」


まずは、イタリアのブランド、セルジオ ロッシ。見るからに高級感が漂っていて発色がきれいです。

「イタリアならではの色使いが洒落てます。スポーティ過ぎるのが苦手な方におすすめ」と、室井さん。

「sr1 Running /sr1 ランニング」¥97900/セルジオ ロッシ(セルジオ ロッシ カスタマーサービス)
「Twenty Sport /Twenty スポーツ」¥119000/セルジオ ロッシ(セルジオ ロッシ カスタマーサービス)

価格は10万円前後。スポーツやランニング用のシューズのようですが、これで汚れそうなアウトドアスポーツをする勇気はありません。ハイブランド系スニーカーならパーティにも堂々と出席できるので、ラグジュアリーなオケージョンで活用するのが良さそうです。

ちなみに、スニーカーの汚れ対策には、あらかじめ防水スプレーをかけたり、ウェットティッシュ状のスニーカ汚れ落としシートでお手入れするのがおすすめだとか。
 

コーディネートの主役になれる「ピエール アルディ」


続いてピエール アルディのスニーカー。こちらも10万円超えです。華やかなピンク系をセレクト。ピエール アルディは、1998年にエルメスのシューズのデザイナーに就任し、2006年にハイブランド初のスニーカーを発表しました。今のスニーカーブームを20年以上も前に予見している慧眼の持ち主です

「スケートキュービクス スニーカー」¥111100/ピエール アルディ(ピエール アルディ 東京)

今回、目立つカラーですが、「パンチが効いたものは靴を主役にしたコーディネートでうまくまとまります」と、室井さん。ピエール アルディなら、安い服でも自信を持って街を歩けます
 

パンプスのエレガントさをスニーカーでも実現「ロジェ ヴィヴィエ」


次のスニーカーは、クラシカルなイメージのブランド。ロジェ ヴィヴィエもスニーカーを出しているとは。ロジェ ヴィヴィエといえば、大女優カトリーヌ・ドヌーヴが映画『昼顔』で履いていたバックルがついたエレガントなパンプスが有名です。そのエレガントさをそのままに、スニーカーでも実現。価格も約18万円とラグジュアリー。

「ベリーヴィヴィエ」スニーカー¥179300/ロジェ ヴィヴィエ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)

スタッフさんいわく、「スタッズがついていて高級感あります。六本木ヒルズや六本木ミッドタウンで、足が細くて短めワンピのイケてる女子がよくロジェ ヴィヴィエのスニーカーを履いているのを見かけます」とのことで、言われてみればスタッズのバックルの残像の記憶があるような……。港区女子に人気と聞くとハードルが高めですが、いつか六本木で履いている方をチェックして参考にさせていただきます。金運上がりそうなスニーカーです

 
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