さてやって参りました、名古屋。大森率いる京都チームと同時開催で、大草編集長のソロトークとなった名古屋は、アットホームな雰囲気の中、ファッションから仕事と家庭の両立法まで、たっぷりお話しできる機会となりました。そのトーク内容をあますことなくお伝えいたします!!

 

会場となったのは、松坂屋最大の基幹店である名古屋店の南館3階のエムキュービック。

南館と本館を結ぶ通路にもミモレの文字と大草編集長がいっぱい。
編集・川良は看板の「大草直子さんがソロで名古屋に登場」の文字にニヤニヤ。単独ライブ、まもなくスタート!!

実は、ちょっとMCさんとのタイミングが合わず、呼びかけ後、なかなか登場しないハプニングが。ダッシュでやってくる大草編集長の登場シーンはぜひミモレのインスタでご覧ください。

まずはトルソーを使った解説から。

 

23区の白シャツスタイルを例に解説。

大草:シャツの着こなしで大事なのは袖のまくり方です。袖はキレイにまくらずに、ひじが見えるくらいに袖をぐいっとまくってカフスが見えるようにおります。このとき、内側を3回ほどまくると落ちてきません(←シャツの袖のまくり方は動画で解説中です)

続いて、マッキントッシュのボタニカル柄のトレンチコート。(写真奥)

大草:トレンチコートの着こなしのポイントは、中の洋服のシルエットに合わせること。このようなウエストを絞ったワンピースに合わせるなら、きゅっとベルトを同じウエストのラインでベルトを絞ってみてください(札幌でのトークショーでの大草の着こなしもご参考に)

続けて、ラ・エフのビッグシルエットのシャツを使って。

大草:衿のないビッグシルエットのシャツはとてもフェミニンな印象に。後ろや横から見たときに少し衿が抜けるように着ると色っぽく着こなせます。(衿を後ろに抜く方法も動画でチェック!)シャツも着方をかえると全然違う印象になります。今までの服の着方をちょっと替えてみるのはいいですね。こんなふうに、春は小さな挑戦をたくさんして頂けたらいいんじゃないかなと思います。

 

トークはMC建川文女さんとQ&A形式に。ファッション、美容のこと、子育てのことから、ビールのおつまみまで!(笑)大草直子、語り尽くします!

新しいファッションへのチャレンジについて

大草:私もそうなんですが、いくつになっても、鏡にうつるイメージは「28才のときの自分」なんですよね。たまに、正面以外から見た自分を目の当たりにして、イメージとギャップにぎょっとすることがあります(笑)。でも、いろんな角度から自分を見つめなおして、今の自分を認めてあげると、新しいファッションに出会える可能性が出てくるんです。変化をポジティブにとらえてほしいんです。

ミモレは、その年代のリアルさとかリラックス感を大事にして記事をつくっているんですが、若作りではなく、どうやったら素敵に年を重ねられるか、を提案していくのが使命だと思っています!

 

健康や美容について気をつけていること

大草:ミモレを読んでくださっているかたはご存じだと思うんですが、日焼け派なんですね(笑)。太陽からパワーチャージできるから、日焼けが大好き。肌は着こなしを構成する要素でもあります。私はざらっとしたリネンやあわいベージュやグレーの服が大好きなんですが、日に焼けた肌はそんななかでの着こなしのコントラストになると思っています。

あとは爪と歯の清潔感を大事にすることでしょうか。年齢を重ねると、放っておくと失われていくものがいろいろありますよね。初々しさとかかわいらしさとか(笑)。存在感とか迫力は増すんですが(笑)。なので失われたものを何かで補っていかないといけない、と考えると清潔感、というのは結構大事だなと思っています。

この日の編集長のメイクはシャネル。キーラナイトレイ風の彫深顔に!

どうやって仕事と子育てを両立しているか

大草:よく両立できてますね~とかって言われますが、忙しくて家族の予定を忘れてしまうことはすごくあります(笑)。華やかな仕事に見られますが、仕事ですからやはり手を抜けないということがあって、たとえば末っ子の運動会に、リレーの選手だったのに行けなかったり(涙)。でもそんなときに大事なのは、相手が子どもであってもきちんと話すということですね。「今年はこのプロジェクトをどうしても軌道に乗せなくてはいけないので」というようなことを、どこまで子どもが理解できているか分かりませんが、きちんと話すようにしています。

あとはうちの子どもたちは、15歳、10歳、5歳と年齢が離れているので、一人ずつ向き合う時間を持つことも大事にしています。

休日の過ごし方、リラックスの方法

大草:ミモレを読んでいる方はご存知かと思うんですが、気分転換はビール!「泡」で気分ががらっと変わるんです。お酒のあては、キュウリですかね。キュウリが大好きで、あとはイカの塩辛でしょうか(笑)

いい女の条件は?

大草:謙虚さと素直さを持っている大人の女性って素敵ですよね。私も家族や仕事のチームに対して、いつも謙虚さと素直さを失わないように心がけています。年齢を重ねるにつれて、そのつもりがなくても、人は尊大になっていくんですよね(笑)たとえば亜希さんのお弁当の連載をミモレでもやっているんですが、お弁当って作る相手だけでなく、自分のためにもなるなーと思って、私も作るようになったんです。やっぱり大事なのは素直さ、ですね。

おしゃれに迷っている人へアドバイス

大草着られるものの幅は狭くていいと思ってるんです。ひとりひとりにとびきり似合うものは、そんなに多くないと思います。流行っているからと言ってミニスカートをはかなくていいんです。よくご相談で「私はいつもパンツばっかり選んでしまうんです」という方がいるんですが、パンツが似合うんだったら、スカートをムリしてはかなくてもいいんです。幅を広げようと思わず、奥行きを増やしていくといいんじゃないかなーと思います。

最後にみなさんへメッセージ

大草:今日は来てくださってありがとうございました。

ミモレをはじめるときに、ウェブマガジンって実(じつ)がなくてちょっと心配だなと思っていたんですが、同じ価値観をリアルタイムで皆さまとシェアできて、それを日々感じられることが幸せで、このことを、宝物のように感じています。

これからミモレでも、お仕事服や大好きなカジュアル服など、たくさんのファッション特集をやっていきたいと思います。皆さんぜひコメントをください。皆さんの声でミモレはできています!これからもミモレをよろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました!

最後のご挨拶。胸いっぱいの様子の編集長。

会場はあたたかい拍手に包まれて、離れがたく、そのままお客様と交流の時間へ。写真を撮ったり、握手をしたり、「ミモレをいつも見ています」という方とたくさんお話しをさせていただきました。

ミモレ一座の春の陣は、各地のみなさんに温かく迎えていただき、千秋楽を迎えることができました。また近いうちにみなさんにお会いできますよう!「ミモレ一座、うちの街にも来て」というリクエストもお待ちしております♡

CREDIT(大草着用分):
ニット、パンツ/ADORE
パンプス/クリスチャン・ルブタン

取材・文/川良咲子 撮影/川端里恵